WRC2018/12/18

ジャガーが、F-TYPEラリー・コンセプトを製作

(c)Jaguar

(c)Jaguar

 ジャガーは、1948年にXK120が公開されて以来70年にわたるスポーツカーの歴史を祝うために、F-TYPEチェッカーフラッグ・リミテッドエディションからヒントを得てデザインしたF-TYPEコンバーチブル・ラリーカーを開発した。

 ワンオフで製作されたF-TYPEラリーカーは、1950年代初めにイアン・アップルヤードの手によってアルペン・ラリーを3年連続で完走し、さらにRACラリーやオランダのチューリップ・ラリーも優勝した伝説のジャガーXK120レジスターナンバー「NUB 120」をオマージュしている。

 ラリー仕様のF-TYPEコンバーチブルは、ジャガーの300PSを誇る2リッター4気筒Ingeniumエンジンを搭載する。ジャガー・デザイン・アンド・エンジニアリングがFIA規定に基づいてラリーカー製作したものであり、改良されたブレーキとサスペンションがロールケージとともに装備されている。

 ジャガーにおいてデザインディレクターを務めるイアン・カラムは次のように語った。

「ラリーカーを設計するチャンスは滅多にあることではないので、我々の現代のスポーツカーをどのようにして似せることができるか魅力的な機会だった。これらのモデルは、70年前にXK 120が発表されて以来、最新のF-TYPEチェッカーフラッグ・リミテッドエディションを含めて、すべての偉大なジャガーのスポーツカーにぴったりのトリビュートだ」

 F-TYPEラリーカーは、サウスウェールズのウォルターズ・アリーナ・ラリーステージを完走し、パフォーマンス性能の高さを証明した。今後数ヶ月にわたって一連のジャガーのイベントに参加する予定だが、競技へ投入される計画はいまのところないようだ。