RallyCross2017/02/23

ストールレーシング、チームSTARDで世界RX参戦へ

(c)STARD

 新しいチームSTARDは、2017年FIA世界ラリークロス選手権に2台体制で参戦することを認めた。新チームは、マンフレッド・ストールが率いるストール・レーシングがオペレーションを担当する。

 昨年はMJPレーシングチーム(ワールドRXチーム・オーストリア)の下で参戦していたラトビア出身のヤニス・ボウマニスとロシア出身のティムール・ティメルジャーノフが、ストール・レーシングがプリペアするフォード・フィエスタRXSスーパーカーをドライブする。

 このプロセスは、過去数ヶ月にわたってマシンを開発してきたハイパフォーマンスR&DスペシャリストであるSTARDの開発エンジニアと緊密に協力し、ストール・グループの経験豊かなモータースポーツビジネス・ユニットであるストール・ レーシングによって運営される。元WRCドライバーであり、世界RXの経験を持つストールが、チーム代表に就任する。

「素晴らしい気分だよ。マンフレッド・ストールのおかげで、僕は再びスーパーカーのドライブを確保できた」と24歳のボウマニスは語った。「昨年、世界RXチーム・オーストリアの契約にサインしたのもストール・グループのオフィスだったが、今度はSTARDと共に再びそこに戻る。僕にとってすべての始まりの場所だ。僕は2017シーズンの大きな計画を持っている。準備万端に整っていると感じているよ」

 FIAヨーロッパ・ラリークロスチャンピオンに2度輝いているティメルジャーノフは、次のように語った。

「2016年にストール・レーシングで製作されたマシンをレースして得た経験と知識が、今年、大いに僕の役に立ってくれることを期待している。今年のマシンの準備を手伝うために、STARDのエンジニアに僕の意見をフィードバックした。2017年のシーズンが、プロフェッショナルで成功したものになることを楽しみにしている」

 チーム代表のマンフレッド・ストールは次のようにコメントした。

「私は2015年にドライバーとして世界RXに参戦し、すぐにラリークロスの大ファンとなった。そのため、この分野でもビジネス活動を検討することは理に適っていると感じた。ラリークロスはオフロードからサーキットレースのシーンまで非常に多様であり、あらゆるドライバーに可能性を提供している」

「我々は2台のフォード・フィエスタRXSエボ3を参戦させるが、これらはSTARDが2015年に開発したマシンをベースにしており、2016年にワールドRXチーム・オーストリアにおいて最適化された。我々の開発エンジニアは、2017年のエボ3仕様のためのさらなるアップグレードを集中的に進めてきた。さらに、ヤニスとティムールは、ラリークロスにおいてトップレベルのドライバーだ」