WRC2017/10/07

スニネンがWRC2スペインをリード、日本勢は不運

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 ラリー・デ・エスパーニャ1日目金曜日のWRC2では、テーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)がパワーステアリングの故障というトラブルに見舞われるもそれを乗り切り、大差のリードを築いている。

 WRCの主要サポートカテゴリーであるWRC2ではすでにポントゥス・ティデマンドがタイトルを確定させているが、スニネンは選手権総合2位のポジションを獲るという目標を定めている。

 彼はこの日、ほぼグラベルで占められる6つのステージのうちの5つを制して後続に90秒近いアドバンテージをつけることとなった。

 最終SSはフィエスタR5のパワーステアリングが壊れたため、スニネンの初日のステージ完全制覇は阻まれることとなった。彼はテッラ・アルタのグラベルとターマックが混在する厳しいコースをおよそ39kmにわたって苦闘の末、どうにかリードを保ってクルマをゴールまで運び、最終的に1分17秒2のタイム差をつけて初日を首位でフィニッシュしている。

「前のステージでパワーステアリングを失ってしまって、僕はジムに行って鍛えないと、あんな状態でドライブするのはキツすぎるよ」と彼はジョークで語った。

 シモーネ・テンペスティーニ(シトロエンDS3 R5)は大きな問題にあうこともなく2位をキープ、ローマ出身の彼は僅か1.6秒差でヤン・コペツキ(シュコダ・ファビアR50)をリードしている。

 チェコ王者のコペツキは、途中2位につけていたもの、テーラ・アルタの1回目の走行で他のクルマが巻き上げるダストによって進行を遮られ遅れをとることになった。彼は1分以上をロスし4位に落ちるが、その後1つ順位を挽回している。

 ベニート・グエラ(シュコダ・ファビアR5)が4位、そして2018年のシュコダ・ワークスのシートを確保するチャンスを生かしたいユーソ・ノルドグレン(シュコダ・ファビアR5)が5位で期待を繋げる。ポーランドのウーカシュ・ビエニアチェク(プジョー208 T16)が6位に入っている。

 ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタR5)は最初のステージでステアリングを壊してリタイア、ファビオ・アンドルフィ(ヒュンダイi20 R5)と勝田貴元(フォード・フィエスタR5)は同じ場所でクラッシュして退いている。また、フランス・チャンピオンに輝いたヨアン・ボナート(シトロエンDS3 R5)はギヤボックスのトラブルにより8分のタイムロスを強いられている。

 TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラムの新井大輝と勝田貴元はシーズンの総決算となる一戦に挑んだが、二人とも初日にリタイアとなってしまった。

 勝田はSS1でクラッシュ、フィエスタR5のフロントを壊してフィニッシュしたものの、サスペンションにダメージを負っていたため、そこでリタイアとなった。また、新井は3番手タイムで発進、表彰台バトルが期待されたが、SS3テーラ・アルタで横転、彼もまたリタイアとなっている。