WRC2022/06/18

スペイン初日はノーサービスのタフなルート

(c)Hyundai

 10月20日〜23日にスペインで行われる世界ラリー選手権第12戦ラリーRACC-ラリー・デ・エスパーニャがアイテナリーを発表した。

 ラリー・デ・エスパーニャは昨年、2009年以来となるオールターマック・イベントとしてWRCカレンダーヘと復帰、今回もバルセロナの南、コスタ・ドウラダの美しい海岸を遠くに望む山岳エリアのターマックステージを舞台に19SS/300.01kmで争われる。

 ラリー・デ・エスパーニャのシェイクダウンは10月20日木曜日の朝、昨年と同じくコル・デ・ラ・テイシェタ(4.31km)で行われ、その日の午後、コスタ・ドウラダのリゾート地であり、ラリーのベースとなるサロウのポート・アヴェンチューラで行われるスタートセレモニーで開幕する。

 21日金曜日のオープニングレグはサロウ北部の、エルス・オメルズ〜マルダ(10.66km)とセラ・デ・ラ・レナ(11.93km)の2つの新しいステージからスタート、それに続くレ・ガリグ・アルテス(21.44km)とラ・ポブラ・リバ・ロハ(17.72km)は2021年とは逆方向に走行、この4ステージを朝と午後に2回ループする設定となるが、ミッドデイサービスが設けられていないため、フリックスでのタイヤ交換のみで午後のループを走らなければならない。8SS/123.50kmという一日となる。

 22日土曜日はサロウの東北エリアに向かい、昨年と同じ、よく知られた舞台で争われる。サヴァヤー(14.08km)、ラリー最長のステージ、エル・モンメル(24.40km)、序盤に3kmに新セクションを加えたケロール〜レス・ポブレ(20.57km)という3ステージを、サロウのポート・アヴェンチューラ・サービスをはさんで午後も同じ3ステージをループ、ホストタウンのサロウに戻って2.24kmのサロウ・スーパーSSで1日を締めくくる、7SS/120.25kmの一日となる。

 23日曜日は、プラットディップ(11.78km)とリウデカニエス(16.35 km)という2つのステージをノーサービスで2回ループする4SS/55.26kmの1日となり、リウデカニエスの2回目の走行がパワーステージとして行われる。昨年と同様にパワーステージとなるリウデカニエスは、シェイクダウンで走るコル・デ・ラ・テイシェタのラウンドアバウトで知られ、丘陵地帯の大観衆の前での360度のドーナツターンのあと勝者は栄光のゴールを迎えることになる。