WRC2017/10/06

スペインWRC2表彰台争いに日本勢が挑む

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 今週末のラリー・デ・エスパーニャのWRC2で、TOYOTA GAZOO Racing開発プログラムの新井大輝と勝田貴元は選手権を争う強力なレギュラーメンバーたちを相手にシーズンの締めくくりとなる一戦での表彰台バトルに挑む。

 新井は、トミ・マキネン・レーシングのフォード・フィエスタR5を駆り、2週間前にスペイン・ガリシア州で行われたラリー・オウレンセで地元のスペシャリストたちを抑えて優勝を飾っており、十分な準備をしてWRC2のレギュラーメンバーたちに立ち向かう。

 また、勝田はラリー・オウレンセでは惜しくもリタイアとなったが、ベストタイムを奪うなど速さをみせており、得意にしているターマック次第ではサルディニアに続く2度目の表彰台も見えてくるだろう。

 2017年のWRC2選手権争いは、すでにポントゥス・ティデマンドがラリー・ドイッチュランドでタイトルを確定させたことで、選手権の2位争いの行方に注目が集まっている。フィンランドのテーム・スニネンは、WRC2選手権での総合2位のポジションを賭けて今週末に挑む。

 ここまで5位につけているフォード・フィエスタR5のスニネンは、彼にとっての2人のライバルたちが今回のミックス・サーフェイスのラリーをポイント獲得対象となるイベントとしてノミネートしていないという状況を彼の有利に進めていきたいところだ。

「1日目からすぐにでも力強いタイムを出していけるように両方のサーフェイスにしっかり対応できる準備と集中していくことが必要だ」とスニネンは語った。「しっかりとポイントを獲ることが僕の第一の目標だ、まだWRC2のシルバーメダルを獲得できるチャンスが十分残されているからね!」

 エリック・カミリーとオーレ・クリスチャン・ヴェイビーがそれぞれWRC2ランキングで2位と3位につけているが、彼らは今回のスペインではノミネートを行っていないため、ポイント獲得の資格がない。そのため、今週末は、現在4位につけるシュコダ・モータースポーツのヤン・コペツキがスニネンにとっての直近のライバルということになりそうだ。

 チェコ出身のコペツキは、昨年のスペインでWRC2勝利をおさめており、今年はシュコダ・ワークスの1台をフィンランド出身の若手のユーソ・ノルドグレンがドライブする。前フィンランド・ジュニア王者のノルドグレンは、シュコダが2018年のワークス・ドライバーの候補として初めて名前が挙がった若手のホープである。

 ターマックで争われるフランス選手権で今季のチャンピオンに輝いたばかりのヨアン・ボナート(シトロエンDS3 R5)は昨年のコルシカ以来となる表彰台を狙うことになるほか、シモーネ・テンペスティーニ(シトロエンDS3 R5)、ベニート・グエラ(シュコダ・ファビアR5)、昨年のドライブDMACKフィエスタ・トロフィーのスペインで勝利したガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタR5)、唯一のプジョー勢となるウーカシュ・ピエニアチェク(プジョー208T16 R5)、今シーズン5戦目の参戦を果たすイタリアのファビオ・アンドルフィ(ヒュンダイi20 R5)といった強力なメンバーが並んでいる。