ERC2018/05/08

セスクス、初ターマック戦の2位は「まあまあ」

(c)ERC

 ADACオペル・ラリー・ジュニアチームのマルティンシュ・セスクスは、初めて挑むターマックラリーだったにもかかわらず、先週末のヨーロッパ選手権(ERC)ラリー・イスラス・カナリアスのERCジュニア・アンダー27選手権で優勝争いを演じて、惜しくも2位となっている。

 ラトビア出身の18歳、セスクスは、カナリアスの初日、地元スペインのディオゴ・ガーゴとの激しいバトルを制して0.7秒差でラリーをリードしたが、最終日にペースノートをロストしてタイムを落としたあと、リズムに乗りきれずに8.9秒差の2位に終わっている。

 セスクスは、ERC開幕戦ラリー・アソーレスでもラリーをリードしたが、ギヤボックスの問題からガーゴに勝利を奪われてくやしさをにじませていたが、今回は初のターマック戦へのチャレンジで2位となっただけに上機嫌でのフィニッシュとなった。

「ここでは初めてにしてはかなり良かったよ、僕にとって初のターマックだったけど、まあまあだったね!」とセスクスは語った。

「金曜日の午前中はフィーリングが良かった。まずは美味しい朝食をいただいた。いい感じの目玉焼きとベーコンだったけど、もしかしてそれがもとになったかな。でも実際には、要はペースノートであったり、落ち着いた気持ちでいられたことがうまく作用したのは確かだ」

「クルマは完璧だったし、オペル・モータースポーツは素晴らしい仕事をしてくれた。ただ、土曜日の朝は金曜日の時と同じような自信を持つことができなかったんだ。ステージを走るクルーとして、そこまでいい具合に噛み合っていなかった。ちょっとペースノートも、僕のドライビングも今一つ、ところどころでアグレッシブに行き過ぎたりして、(優勝を狙うのは)難しい状況だった」