WRC2019/10/09

ソルドがヒュンダイと契約延長、来季も7戦へ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、2020年の世界ラリー選手権にむけてダニエル・ソルドと1年間の契約を締結したことを発表した。ソルドは、ヒュンダイでの7シーズン目を迎える来季、全14ラウンドうち7戦へ出場する。

 36歳のソルドは、2014年にヒュンダイが世界ラリー選手権に復帰以来、チームのラインナップに加わっており、これまで9回の表彰台を達成するとともに今年のラリー・イタリア・サルディニアでは彼にとって通算2勝目を飾っている。

 ソルドは今季もこれまでに7戦にしか参加していないが、ベテランらしく一貫性がある走りでチームの選手権に貢献するとともに、様々な路面において競争力を発揮してきた。ソルドの次戦は、彼のホームイベントであるラリー・デ・エスパーニャとなり、チームのマニュファクチャラー選手権を強くプッシュすることが期待されている。

「7年連続でヒュンダイ・モータースポーツでの参戦を継続できることを嬉しく思う。チームは本当に私にとって家族のようになり、素晴らしい瞬間を一緒に共有してきた。なんといってもハイライトは今年のサルディニアでの勝利となるが、最初のシーズンにおけるドイツでの記憶に残る1-2を含め、長年にわたって多くの記憶に残るラリーがある」

「僕はチームにとても満足していると感じているが、同じくらい重要なことは、これまでと同じように競争力があることだ。ヒュンダイi20クーペWRCはあらゆる面で強力なクルマであり、結果がいつもうまくいったわけでなかったとしても、今年は多くのイベントでカルロス(・デル・バリオ)とともに僕は強いペースで走ることができた。僕たちには多くの野心が残っており、2020年にチームと7戦のWRCに出場できる機会を得たことを嬉しく思っている」

 チームディレクターのアンドレア・アダモは次のように述べている。

「ダニは今シーズン、彼がWRCで最も多才でかつ競争力のあるドライバーの1人であることを証明した。サルディニアでの彼の勝利は並外れたパフォーマンスだったが、彼は参戦したほとんどのラリーで彼のペースと可能性を示している。したがって、ヒュンダイが彼とチームのドライバーとしての契約を1年間延長し、彼と7年連続のシーズンを続けることは論理的な決断だった。ダニは来シーズン、14戦のうち7戦に出場する。2020年に彼がWRCに出場し続けることは個人的にも非常に嬉しいよ」