RallyCross2018/05/27

ソルベルグ、シルバーストンの英国RXで初日トップ

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 世界ラリークロス選手権第4戦英国RXがシルバーストンサーキットで開幕、初日のQ1とQ2を終えてPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのペター・ソルベルグ(VWポロR)が予選のトップに立っている。

 シルバーストンサーキットで開催される初のラリークロスイベントは好天に恵まれ、ソルベルグはQ1の第5レースにおいて前戦ベルギーRXで今季初優勝を飾ったセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)と激しくトップを争ってこの戦いに勝利、Q1での総合トップタイムをマークすることになった。

 ソルベルグはQ2の第5レースでEKSアウディ・スポーツのマティアス・エクストローム(アウディS1)と対決、ジョーカーラップを早い段階で決めたエクストロームが1.8秒上回ることになったが、ソルベルグが予選初日のトップを守り抜き、エクストロームが初日2位につけることになった。

 エクストロームはQ2でソルベルグを下したものの、彼のペースを大きく上回ったのはチーム・プジョー・トタルのティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)だった。彼はQ1では大きくマシンをスライドさせて7番手に終わったが、見事Q2でのトップタイムをマーク、初日の3番手につけることになった。

 初日4位にはEKSアウディ・スポーツのアンドレアス・バックルド(アウディS1)、5位にはQ2でトラフィックに恵まれずにペースを上げられなかったローブが続くことになった。

 今季2勝を飾って選手権をリードするPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソン(VWポロR)が6位、ケヴィン・ハンセン(プジョー208 WRX)が7位、GRXチームのニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)が8位と好位置につけた。

 また、アルバテックのプジョー208を駆って初のラリークロス参戦に挑んだ元英国ラリー王者のマーク・ヒギンズはQ1で10番手タイムを出して期待されたが、Q2のジャンプの着地でサスペンションを壊してリタイアとなり、初日は16位と出遅れている。

 また、シルバーストンでは新しいアメリカズ・ラリークロス選手権(ARX)の開幕戦が併催されており、フォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロスのタンナー・ファウスト(VWビートル)がQ1とQ2を制して予選初日をトップ、Q3を制したチームメイトのスコット・スピード(VWビートル)が初日の2位につけている。

 ALL-INKL(オールインクルーシブ・コム)ミュニッヒ・モータースポーツのルネ・ミュニッヒ(セアト・イビーサ)が混戦となったQ2で2番手タイムを奪い、初日は3位につけることになった。

 また、スバル・ラリーチームUSAからクリス・アトキンソンとパトリック・サンデルとデビッド・ヒギンズがスバルWRX STIで出場しており、Q2とQ3で3番手タイムを奪ったサンデルが初日4位、デビッド・ヒギンズが5位で続き、Q1で3番手タイムをマークして期待されたアトキンソンはQ3の横転で惜しくも初日は6位となっている。