WRC2018/02/20

ソルベルグ、スウェーデン・ヒストリックで2位

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 ペター・ソルベルグは、ラリー・スウェーデン・ヒストリックで4度目の優勝は逃したものの、クラス9では後続を1分30秒近く引き離して優勝を飾っている。

 今年で6回目の開催を迎えることになったスウェーデン・ヒストリックは世界選手権のラリー・スウェーデンと同じステージで金曜日と土曜日の2日間にわたって争われることもあり、69台という大きなエントリーを集めて行われることになった。

 過去3度優勝しているソルベルグは、バイキングスポーツの新しいフォード・エスコートRS1800を駆って妻のパニラとともに出場、オープニングSSからラリーをリード、初日を終えて22秒差をつけることになった。しかし、二日目にはソルベルグはメカニカルトラブルを抱えてハグフォースでケネス・トマソン(マツダ323 4WD)の逆転を許して46.9秒差の総合2位でラリーを終えることになった。

「素晴らしい週末になった。ヒストリックの総合優勝をなんとしても狙うつもりはなかったし、2位で満足だ。クラス優勝で週末に誕生日を迎えたパニラのお祝いをすることができた。ステージでラリーファンにまた会えたことも素晴らしいことだったよ!」とソルベルグは語っている。

 また、同じ週末、ラリー・スウェーデンのWRC2カテゴリーには、ソルベルグのPSRXチームメイトであるヨハン・クリストファーソンがイーブン・マネージメントのシュコダ・ファビアR5で出場、2つのベストタイムを奪ってWRC2カテゴリーで6位でフィニッシュしている。

 世界ラリークロス選手権王者のクリストファーソンは、木曜日の夜にカールスタッドの競馬場で行われたスーパーSSではWRC2チャンピオンのポントゥス・ティデマンドと対決して4番手タイムで発進、「ポントゥスとの対決は楽しかったよ。このステージは僕にとっては馴染みのラリークロスのコースに似ているから、このラリーでもっとも自信をもって走れる場所だろう」と語っていいた。

 だが、彼はSS7のレイデンではベストタイム、SS8トースビーでは2番手のタイムを奪い、さらに2回目のカールスタッド・スーパーSSではトップタイムを奪う速さをみせたが、ハグフォースでのスタックが響いて6位でフィニッシュすることになった。

「この週末に本当に満足しているよ。このラリーで世界RXのジョーカーラップでのスキルを磨くことが主な目標だった。RC2クラスで6位でフィニッシュしたのは素晴らしいことだよ」