WRC2025/07/23

ソルベルグ、次はいつか?

(c)Toyota

 ラリー・エストニアでWRC初優勝を飾ったオリヴァー・ソルベルグの次のRally1カー参戦はいつになるだろうか? 3人のワールドチャンピオンを完全に打ち負かし、生涯の夢を叶えたこの勝利は、もはや彼が下位カテゴリーへ戻る必要すらないように見える。

 ラリー・エストニアで挙げた衝撃的なWRC初優勝は、ソルベルグにとって大きな意味を持つものだった。彼は次戦のラリー・フィンランドにはトヨタGRヤリスRally2で出場して、WRC2プログラムを再開する予定だが、今後、トヨタからのRally1への完全復帰のプログラムが具体化するのは間違いないだろう。

 ラリー・エストニアをフィニッシュしたばかりのソルベルグに対して、RallyTVのレポーターはステージエンドで、さっそく「次はいつですか?」と問いかけている。

「フィンランドだよ」とソルベルグは語ったものの、Rally2カーでの参戦に戻るのですか? とふたたび問われ、首を横に振りながら「わからない。それは他の人が答える質問だ」と答えている。

「来週末にRally2に戻るかどうかは来週の問題だ。今はそんなことはどうでもいい!」

「とにかく、人生で一番素晴らしい週末だった。スピード、一貫性、何を取っても、あらゆる面でこれ以上のことはできなかった。人生でこんなに楽しかったことはない」

 この勝利が今後のキャリアにとってどれほどの意味を持つのか聞かれ、ソルベルグは率直な反応を示した。

「本当に信じられない。すごすぎる」とソルベルグは笑顔を見せた。「家族やみんなと一緒にストップラインにいた時、ただただ信じられなかった。もう何も感情が残っていない気がする。全部出尽くしたけれど、信じられないという気持ちだけ残っている。自分が成し遂げたことを、どうしたら実感できるかな? 分からないよ」

 ソルベルグがすべてを出し尽くして戦ったことは、彼がポディウムで行われた記者会見の最中にしばしば座りこんでしまったことからも明らかだ。

「僕の後ろにいるドライバーたちを見てほしい、彼らのような世界最高の選手がクレイジーな走りで追ってきていたんだ。昨晩はまったく眠れなかったし、これまでの人生で、ここまで緊張し、恐怖を味わったことはなかった。だからこそ、このうれしさは格別だ」