RallyCross2018/10/16

ソルベルグ、2年連続4つの王座に感無量

(c)FIAWorldRallycross.com

 PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは、世界の童話の首都と呼ばれるドイツのブクステフーデで、2年連続2度目のFIA世界ラリークロスのチームのタイトルを獲得し、おとぎ話を現実のものとした。

 すでにチームのヨハン・クリストファーソンは前戦でドライバーズ選手権を獲得しているが、先週末のドイツRXにおいて今季10勝目を獲得、チーム選手権のタイトルをもたらした。

 チームオーナーのペター・ソルベルグは、ラリークロスの歴史において最も激しい競争をチームが勝ち抜き、ふたたび世界選手権でチャンピオンに輝いたことは感無量だと喜びを語った。

「再び世界チャンピオンだ!今日は素晴らしい日だ。僕たちは1つの目標と1つの目的を持ってここに来て、それを成し遂げた。僕のチーム、フォルクスワーゲン・モータースポーツ、フォルクスワーゲン・スウェーデン、そしてすべてのパートナーとスポンサーのために、僕はとて嬉しい。その全員の力でこれを達成した」とソルベルグは語った。

「僕たちはこれで2年間で4つのタイトルを祝うことになった。わずか22カ月前、僕たちにはチームもマシンも無かったことを考えると、信じられないよ!PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンが達成してきたことをとても誇りに思う」

 昨年5月の英国RX以降、1年半近く勝利から遠ざかっているソルベルグは、先週末のドイツRXでも勝利を目指して気迫のこもった走りをみせたが、惜しくもファイナルでエンジントラブルのためリタイアとなっている。健康面での不安とも戦ったシーズンだったが、彼は自身がまだスピードを失ってないことに安心しており、11月24〜25日行われる最終戦の南アRXで勝利を目指す。

「個人的には、テキサス以来スピードを維持することができてとても嬉しい。ドイツではファイナルで技術的な問題でリタイアした時はがっかりしたが、だいぶ立ち直った。僕にはスピードがあり、トップ争いが可能だという事実に変わりはない。そのことが僕にとってとても重要だ」

「僕に関しては、来週ラリーに戻るつもりだ。僕はタラゴーナで開催されるラリー・デ・エスパーニャでフォルクスワーゲン・モータースポーツのポロGTI R5をドライブする。僕は6年ぶりのラリーを期待やプレッシャー無しに楽しむ。その後、南のケープタウンで今季最後のレースだ・・・。僕はその勝利が欲しい。絶対にそこで勝ちたい!」