ラリー・デ・ポルトガルのWRC2では、選手権での大きなリードを奪うべく、今季2勝目を目指すオリヴァー・ソルベルグ(トヨタGRヤリスRally2)が圧倒的な走りを披露している。
WRC2には記録的な45台がエントリーして迎えた今季最長のレグ。ソルベルグはその大舞台で見事なパフォーマンスを発揮し、ラリーベースのマトジニョスから南へ展開されたグラベルステージ10SSのうちの9SSを制し、2位に53.5秒差をつける圧巻の首位で一日を締めくくっている。
木曜夜のフィゲイラ・ダ・フォスでのスーパーSSの後、金曜日を6番手でスタートしたソルベルグは、最初のステージですぐに首位に浮上、前夜からトップに立っていたガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRS Rally2)を抜いて、その後も3連続のステージウィンを重ねて朝のループをトップで終えている。
しかしそのペースでも、グリーンスミスとヨアン・ロッセル(シトロエンC3Rally2)がくらいつき、ソルベルグにとって当初は決して楽な展開ではなかった。特にSS6ロウザ2でスピンを喫し、リバースに手間取った際は15番手タイムにとどまり、ロッセルに16.1秒詰められて、リードがわずか0.6秒までに縮まる場面もあった。
それでもソルベルグはすぐに立て直し、その後5連続ステージウィンを奪う怒涛の走りを展開し、土曜日に向けて再び十分なリードを築いている。
グリーンスミスはこのレグのほとんどをロッセルに次ぐ3位につけていたが、最終ステージで2位を奪い返している。ただし、フィニッシュ後には明らかに悔しそうな表情を浮かべていた。最終的にグリーンスミスはソルベルグから53.5秒差、一方、3位で終えたロッセルはグリーンスミスからわずか2.3秒差となっている。
先週のERCラリー・ハンガリーでERC初優勝を飾ったばかりのフィンランドのローペ・コルホネン(トヨタGRヤリスRally2)は、その後方の集団の先頭に立っている。彼はロバート・ヴィルヴェス(シュコダ・ファビアRS Rally2)やヤン・ソランス(トヨタGRヤリスRally2)と接戦を繰り広げていたが、ヴィルヴェスはSS10で左コーナーのイン側にヒットしバンクに落ちてリタイアしている。
ソランスはコルホネンからわずか3.9秒差の5位、同じくスペインのアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリスRally2)がさらに36.9秒差の6位でこの日を終えている。ロベルト・ダプラ(シュコダ・ファビアRS Rally2)も、これまでのキャリアで最も好調な走りを見せ、カションから9.1秒差の7位となっている。
WRC2のベテラン、カイエタン・カイエタノヴィッチ(トヨタGRヤリスRally2)は8位をキープし、ミッコ・ヘイッキラ(シュコダ・ファビアRS Rally2)とFIAジュニアWRC王者のロメット・ユルゲンソン(フォード・フィエスタRally2)がそれぞれ9位、10位と続いている。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの小暮ひかる(トヨタGRヤリスRally2)は金曜日を終えて15位、山本雄紀(トヨタGRヤリスRally2)も23位で続いている。
地元ポルトガルのペドロ・メイレレス(シュコダ・ファビアRS Rally2)は総合20位ながら、WRCマスターズカップ・カテゴリーでトップに立っている。