オリヴァー・ソルベルグ(トヨタGRヤリスRally2)がラリー・デル・パラグアイでWRC2優勝を飾り、シーズン終盤の重要な局面でチャンピオンシップの首位をキープした。
WRC2の劇的な週末を象徴するドラマチックな勝利だった。ソルベルグは金曜日のSS3でのタイヤ交換によって1分以上のタイムロスを喫し、トップから10位まで後退、南米でのWRCデビュー戦での勝利の望みは絶たれたかに見えた。だが、ソルベルグはその後12ステージ連続してトップタイムを奪い、トップのロベルト・ヴィルヴェス(シュコダ・ファビアRS Rally2)から6.5秒の2位で最終日を迎えていた。
日曜日の4つのステージは、断続的な雨に見舞われることになり、ヴィルヴェスはオープニングステージでコースオフしてタイムロスしたためソルベルグは難なく首位を奪還、さらに2つのステージウィンを獲得して後続に22.5秒差をつけて今季4勝目を飾ることになった。
「本当に信じられない。1分以上も巻き返すことができた。このマシンは本当に速かった。エリオットも素晴らしい仕事をしてくれた」とソルベルグは喜びを爆発させた。彼はこれで今季4勝目を飾ってWRC2のリードを拡大、早ければ次戦のラリー・チリ・ビオビオでタイトルを決めることになる。
エストニアに続く2勝目が期待されたヴィルヴェスは、トップを失ったあともペースが上がらず、ヨアン・ロッセル(シトロエンC3 Rally2)にも抜かれて3位へと後退、さらにSS18で右フロントタイヤをパンク、タイヤ交換の作業はスムースにいかず、彼は5位でラリーを終えることになった。
ロッセルは最終日に高速の連続バンプでノーズから激しく着地してフロントを壊したほか、パワーステアリングのトラブルに見舞われながらも2位でフィニッシュ。ニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRS Rally2)は土曜日のパンクでトップを失うという不運もあったが辛抱の走りで最後の表彰台を獲得、地元のファブリツィオ・ザルディバール(シュコダ・ファビアRS Rally2)が4位でフィニッシュすることになった。