ペター・ソルベルグは、今年からヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)のカレンダーにスウェーデン・ラウンドとして新たに加わったロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアに、ソルベルグ・ファミリーの全員が出場することを準備するつもりだと語っている。
ロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアは、ラリー・スウェーデンが雪を求めて北部のウーメオに移るまで長年にわたってWRCラウンドが開催されていたヴェルムランド地方を拠点として、かつての名勝負の舞台となったクラシックステージで7月6〜8日に初開催される予定となっている。
主催者はまだ正式なルートを公開していないものの、昨年12月にはすでに、かつてコリン・マクレーが勇敢なジャンプをしたことで伝説となったコリンズ・クレストのあるヴォルゴーセン・ステージの復活を約束、真夏のラリー・スウェーデン開催に期待が高まっている。
ロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアは、スウェーデン国境近くに住むソルベルグにとってホームラウンドとなる。ラリー・スウェーデンのコースのすぐそばに家があるのだ。
2003年のワールドチャンピオンであるペターは、ERC公式サイトのインタビューにおいてソルベルグ家族全体で新しいロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアに参加する計画をもつことを明らかにした。
「雪ではなくグラベルとなったあのスウェーデンのお馴染みのステージを走るのは、多くの人にとって夢のようなことだ」とソルベルグは語っている。
「もし、僕らが望むようにうまくいって、特別なクラスが作られたら、ソルベルグとワルフリッドソンの家族全員がこのラリーに参加する計画なんだ。それが実現すれば、素晴らしい雰囲気になるだろう」
「もしすべてが思い通りにいけば、すべてが私たちのファクトリーに近いので、僕はWRCで優勝したスバル、兄のヘニングはトヨタ・セリカST185、パニラは三菱ランサー、オリヴァーの従兄弟のオスカーがエスコートに乗るかもしれないが、いずれ分かるだろう。楽しいラリーになると思いますし、私たちはショーのためにここにいるのだ」
もちろんソルベルグの21歳の息子である現役のオリヴァー・ソルベルグは優勝候補の一人として参戦することになるだろう。彼にとっては高速グラベルラウンドのエストニアとフィンランドに向けたトレーニングとなるはずだ。
「もちろん(優勝の)可能性はあるが、ヨーロッパ選手権はとてもハードで競争力があるからね。ラリーの名前としてはいいし、ヨーロッパ選手権では素晴らしい未来が待っているかもしれないね」
「ロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアはクールな名前だし、ERCの中でも明るい未来が待っているかもしれない。コリン・クレスト・アリーナのステージはとても興味深いものになるだろう」