WRC2017/09/13

ソルベルグJr、来年のGBでWRCデビューを計画

(c)Petter Solberg

 ペター・ソルベルグの息子であり15歳のオリヴァーは、今季はラトビア・ラリー選手権やノルウェー・ラリークロス選手権に出場しているが、将来は世界ラリー選手権のトップカテゴリーに挑みたいと考えており、そのためのプロセスを自らの考えで切り拓いている。オリヴァーは来年のラリーGBでWRCデビューを果たす可能性が高いが、それは大きな夢への第一歩にすぎない。

 来週の9月23日に16歳の誕生日を迎えるオリヴァーは、来年、ラトビア選手権でタイトル獲得を目指すと共に、ERCの5つのラウンドにも挑戦し、さらに来年のラリーGBの際には17歳になっているため、ここでのWRCデビューが可能となる。

 オリヴァーは今年、プジョー・ノルウェーのサポートを受けて、ラトビア選手権においてプジョー208 R2をドライブしており、2018年もそれを継続する予定だ。また彼はノルウェーのラリークロス選手権において、ペターが以前に世界ラリークロス選手権を戦ったDS3スーパーカーをドライブした。しかし彼は、焦点はラリーにあると語った。

「これは僕がやりたいことだ」とソルベルグJr.は語った。「ラリークロスは良いトレーニングになるし、スーパーカーを走らせることはマシンのコントロールに役立ち、スピードも本当に楽しい。だが僕はラリーで多くのことを学んでいる。(ラトビア選手権のラウンドとして開催された)エストニアのラリー(ローナ・エースティ・ラリー)では、僕はクラス2位となり、ペースノートに関しても多くのことを学んだ」

 ペターは、息子が自分でキャリアを押し進める様子に感心していると語った。

「彼に僕が無理強いすることはない。すべては彼の情熱によるものだ。僕と妻のパニラは彼をサポートしているが、彼は自分のしたいようにやっている。プジョー・ノルウェーは彼に素晴らしいサポートを与えてくれているが、彼はこれらのほとんどのことを自分自身でやっている。彼は今年、ラリーGBでレッキすることを望んでいたが、その時はまだ16歳なので不可能だ。しかし、来シーズンならばまったく問題ないだろう!」

 オリヴァーは8月末にフランスのFFSAアカデミーに入学した。彼は少なくとも1年にわたってフランスに住み、ラリープログラムを続ける傍らでFFSAアカデミーにおいてモータースポーツに関するあらゆる面について学ぶつもりだ。