WORLDWIDE2017/09/08

ソルベルグJr、FFSAアカデミーに1年間留学へ

(c)Petter Solberg

 
 ペター・ソルベルグの息子オリヴァーは、1年間にわたってフランスのFFSAアカデミーでドライビングを学ぶために留学することを選択した。

 ル・マン・サーキットのテクノパーク内にあるFFSAアカデミーは、1994年にエルフが若いドライバーの育成と教育を促進するために開設したトレーニングセンター「フォーミュラキャンパス」が原点となっており、フォーミュラレースや耐久レース、そしてラリーカーまでを乗りこなすステファン・サラザンなどの多数の著名ドライバーを輩出、2006年からは海外のドライバーにも門戸を開放している。

 将来のトップドライバーを目指して2017年度にFFSAアカデミーの門をくぐった若者は15名、そのなかにはラトビア選手権にプジョー208 R2で参戦しているオリヴァー・ソルベルグの姿もあった。9月23日に16歳を迎えるソルベルグJrは、父ペターと母パニラに連れ添われ、8月28日にFFSAアカデミーに入校しており、今後、少なくとも1年間にわたってフランスに留学しながら、ラリープログラムなどをこなすことになるという。

「新しい生活、新しい学校、新しい冒険だ。FFSAアカデミーに来てとても興奮しているよ」とオリヴァーは語っている。

 ペター・ソルベルグは、「オリヴァーが重大な決意をしたことをうれしく思う」と語った。ペターは、オリヴァーが来年17歳になった際にはラリーGBにおいて世界ラリー選手権にデビューさせたいという意向をもっており、来季も引き続きラトビア選手権とともに年齢的に出場が可能となるラトビア、イギリス、イタリアなどのERCイベントにも出場させたいとしている。

 オリヴァーは、9月14〜16日にイギリス選手権の一戦として行われるマン島ラリーにフォード・フィエスタR2Tで出場することになっている。コドライバーは、いつもはいとこのオスカー・ソルベルグとコンビを組んでいるパトリック・バースをコドライバーとして迎えることになる。