WRC2018/10/23

タナク、スペインは優勝することが唯一の戦略

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのオイット・タナクは、ワールドチャンピオンの可能性はまだ閉ざされたわけではないと語り、ラリー・デ・エスパーニャでは勝利のために挑むと語った。

 前戦ラリーGBでタナクはラリーをリードしていたが、ラジエータを破損してマシンをストップ、選手権では21ポイント差の3位へと後退、初王座は厳しい状況となっている。

 タナクはあのままゴールしていれば選手権リーダーに躍り出していただけに、ゴール後に「自身のキャリアにおいて最悪の瞬間だった」とトラブルを悔やんだが、いまは状況を冷静に受けとめており、ふたたび勝利に挑むことが自身の唯一の戦略だと語った。

「ドライバーズタイトル獲得の可能性はまだ残っているし、最後まで諦めるつもりはない。僕らにとってある意味状況はとてもシンプルだ。これからの残る2戦ともに優勝しなければならないし、その上でどうなるのかを待つだけだ」

「最近はグラベルでもターマックでも僕らには強さがあるから、パフォーマンスには自信がある。それでも常に改善を試みており、プレテストではいくつかの点について改善作業が進み、スペインに向けて可能な限りの準備ができた。ラリー本番をとても楽しみにしているよ」