ラリー・サルディニアでの勝利を経て気持ちも新たに、オット・タナクはプレッシャーからも開放され、シーズンの中でも彼が得意とするイベントの一つ、ラリー・ポーランドへ向かう
エストニア出身の彼はこのラリーでは素晴らしい結果を残している。イベント初参戦となった2014年のWRC2で勝利を手にすると、タナクはその後の2回の挑戦においては2015年に3位、2016年にはパンクで惜しくも優勝を逃した末に2位でフィニッシュ、2年連続で表彰台に立っている。
Mスポーツは今回、ポーランドにむけたプレテストをタナクの母国のエストニアで行っており、彼とコドライバーのマルティン・ヤルベオヤはこれまで以上に気合いの入ったテストを行い、今週、再び表彰台のいちばん上を目指した戦いができることを期待する。
「ラリー・ポーランドが僕のお気に入りのイベントの一つだということはみんなが知っている。流れるような高速ステージは本当に走っていて楽しいよ。僕はエストニアのこういった感じの道路で育ったんだ。そして今年は新しいクルマでさらにアドレナリンラッシュがすごい。僕は待ちきれないよ」
「このラリーは本質的にドライバーのラリーだ。とてつもないスピードに対して相当な自信が必要だ。ペースノートは完璧でなければならないし、わずかな躊躇もスピードとタイムのロスにつながってしまう。それはこういう高速コースでは取り返すのはとても難しいからね」
「僕たちはここで結果も残しているし多くの人に注目されることになると思うけど、どんなラリーになるのか楽しみだ。出走順としては3番目で最高のポジションとは言えないけど、エストニアでいいテストができたし、わりとポジティブに捉えているよ」
「クルマにいい感触も得ているし、どんな結果だったとしても僕たちはこのラリーのすべての瞬間を楽しんでいけると確信している。表彰台は常に僕たちにとっては最低限の目標だ、だからどんと来い!」
エストニアでのテストではまた、Mスポーツはこの国の広範囲に及ぶ4Gサービスエリアを活用し、テストカーの中の様子を2つのライブストリームで配信させることも行った。Mスポーツによる初の試みでフィエスタのライブ・オンボード体験をファンに提供し、視聴回数26万回を記録している。