オット・タナクは、英国で開催されているオートスポーツ・インターナショナルショーにおいて2018年の世界ラリー選手権のためにMスポーツ・フォードからトヨタに移籍したことは、チャンピオンになるための「最良の選択」だと語った。
タナクは昨年、Mスポーツのフォード・フィエスタWRCを駆ってサルディニアでWRC初勝利を収め、さらに2カ月後のドイツでターマック戦で初優勝し、ドライバーズチャンピオンシップを3位で終えている。
タナクは、参戦一年目からトヨタGAZOOレーシングWRTのヤリスWRCの速さが印象的だったと語り、ヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピのチームメイトになるという決断に迷いはなかったと語った。
「トヨタが昨年、本当に良い仕事をしていたことは誰の目にも明らかだった」とタナクは語った。
「ヤリスは一年目のシーズンにもかかわらず非常に競争力があった。このチームには多くの可能性がある。それが今後数年間にわたって僕がこのチームの一員となることを決心する鍵となった。そして僕はこれがタイトルを競うための最良の選択肢となることを期待している」
トヨタは2017年に力強いスタートを切ったが、フィンランドでのラッピのWRC初勝利後は徐々にパフォーマンスが弱まり、シーズン最終戦のオーストラリアでは2位を走っていたラトバラがパワーステージでクラッシュして表彰台を逃したが、タナクは
「もちろん僕たちはチャンピオンシップを競ったりタイトルを獲得したいので、ラリーに勝ちたいと思っているが、まずはチームとマシンに慣れなければならない」とタナクは語った。
「これまでのところ、準備は非常に強力に進んでいる。すでにチームに非常に歓迎されていると感じるし、チームのメンバーは僕をとても良くサポートしてくれている。すべては良い方法で進んでいるよ。数週間後には(シーズン開幕戦で)タイムがどう変わったか分かるだろう」