トヨタGAZOOレーシングWRTのオイット・タナクは、WRC通算100戦目を迎えるラリー・イタリア・サルディニアで3戦連続の勝利に期待がかかるが、週末はかなりの試練が予想されると語っている。
タナクにとってサルディニアは2017年に67戦目のWRC参戦で記念すべき初優勝を飾っている思い出のイベントだ。
水曜日にトヨタのサービスホームでチームメイトのヤリ-マティ・ラトバラから100戦目を記念した特製のケーキを贈られたタナクには、今週末はキャリア10勝目となるメモリアルウィンがかかっている。2番手ポジションからのスタートが困難であることは把握しているが、ベストを尽くすつもりだと語っている。
「ポルトガルでは表彰台の1番高い場所に立ち、僕らは選手権争いの最前線にふたたび戻ることができた。サルディニアのマシンはポルトガルに近い仕様なので、このラリーでも高い戦闘力を期待できるはずだ」とタナクは語った。
「サルディニアでも金曜日がとても重要になる。2番手というスタートポジションはこのラリーでは良くはないが、セブよりはましだ。ルースグラベルに覆われた道を走るため特に難しい1日になるが、今回もまた、土曜日以降のステージを良い出走順で走るため頑張って戦い、表彰台争いに加わりたい」
「サルディニアは初めてポディウムに上がり、初めて優勝を果たしたラリーだ。好きなラリーだし、どれだけステージが難しくても、良いリズムさえ掴めれば運転を楽しむことができる。高い集中力をキープして、ベストを尽くすよ」