WTCC2021/08/11

チンホア、アダプタとチャイナに向け準備開始

(c)Adapta Motorsport

 中国出身のレーシング・ドライバー、マア・チンホア(馬 青華)とアダプタ・モータースポーツがラリー・チャイナ参戦に向けて準備を開始した。F1のテストドライバーであり、WTCCとフォーミュラEで活躍するチンホアは今週、ノルウェーのアダプタ・モータースポーツのもとを訪れており、9月のWRCデビューに向けて、マッズ・オストベルグからラリーのエキスパートとしてのサポートを受けながら準備を進めている。

 オストベルグ一家のチームであるアダプタ・モータースポーツとチンホアの中国のマネージメントチームがコラボすることになった。その目的は、まだラリーに慣れないチンホアが来月に控えているラリー・チャイナでのデビュー戦に備えるため、ラリーを走るための術を会得していけるように手助けすることだ。

 マッズがラリーの基本をABCからレッスンし、その内容にはペースノート・トレーニング、そしてテストコースやサーキットでのドライビング練習が含まれている。この成果は早くも来週、チンホアがラリー・ドイッチュランドのレッキをドライブする時に発揮されることになる。さらにチンホアは今週、ラリー・チャイナでも彼と組むことになるコドライバーのトーシュタイン・エリクセンとも連携して準備に取り組んでいる。エリクセンはアダプタ・モータースポーツでフランク・トーレ・ラーセンのコドライバーとして長年の経験を積んできている。

 マッズは、チンホアのペースノート・トレーニングが順調だと語っている。

「チンホアとは喜んで一緒に仕事をさせてもらっているよ。彼にとってラリーは全く新しい経験だけど、彼はドライバーとしての天性のスキルと豊富なレースでの経験を持っている。これまで取り組んだことのないペースノート・トレーニングに関しても彼はとてものみ込みが早いようだね。僕のシステムと経験に基づいて、これから完全なペースノートのシステムを構築していく必要がある。僕自身もこの経験から得るものがあるし、ターマックではチンホアからもいくつか助言も得られることを期待しているよ」

 チンホアは、この数日のトレーニングでラリーに関して多くのことを学ぶことができたと語っている。

「アダプタ・モータースポーツはとても優れた経験豊富なチームで、僕は彼らと仕事ができて嬉しい。基本の技術的なスキルや、ペースノート・トレーニングについて、そして4WDのクルマに慣れることに、この数日の間にとても多くのことを学ぶことができたよ。マッズからもトーシュタイン(・エリクセン)からもたくさんの有効な指摘やアドバイスをもらうことができた。今のところまだトラックの上でしかテストをしていない。本物のラリーのステージでテストするのを本当に楽しみにしているんだ」

 いまのところ、チンホアがどのクルマでラリー・チャイナに出場するのかについては明らかになっていないものの、フォード・フィエスタRS WRCかフィエスタR5なると見られている。