Mスポーツ・フォード・ラリーチームのポントゥス・ティデマンドは、今週行われるホームイベントのラリー・スウェーデンで彼の将来への足がかりを確かなものにするために渾身の走りで挑むつもりでいる。
ティデマンドはコドライバーのオラ・フローネとともに先月のラリー・モンテカルロに初めてトップカテゴリーのフィエスタWRCで参戦、パワーとパフォーマンスを素早く把握し、自身の持つ可能性を証明するためにチームでの第2ラウンドへとチャンレンジする。
ティデマンドは、スウェーデン以降、Mスポーツ・フォードからの参戦は決まっていないが、ホームイベントで沿道からひと際大きな声援を味方にして印象的な結果を残したいと願っている。
「ラリー・スウェーデンは僕の一年のハイライトだ。僕がいつも楽しみにしている大事なイベントであり、ホームイベントで挑戦する準備は100%整っていると感じている。そしてそれをさらに素晴らしいのは、僕が今までにドライブした中で最もアメージングなマシンをドライブするということだ」とティデマンドは語った。
「雪に覆われた森の中を駆け抜けて大勢のファンやたき火、スウェーデンの国旗が揺れ動くのを見ることは、すべてに勝る素晴らしい気持ちだ。そして、僕を応援してくれる家族、友人、そしてサポーターがそこにいてくれることは、本当に僕に力をくれる」
ティデマンドにとってスウェーデンは、2013年にプライベートで初めてWRカーを駆って一時的に4位を走行して世界を驚かせ、2014年には初のポイントを獲得、2015年にはキャリア初のベストタイムを記録するなど、これまでキャリアアップの大きなきっかけの舞台になってきた。彼は、スウェーデンで新しいステップを踏むことができるように準備を行うことができたと信じている。
「マシンにはとても慣れてきているし、チームではすでにリラックスしている。先月、モンテカルロに行ったときは、多かれ少なかれすべてが新しく、すべてが学びだった。僕にとってもオラ(・フローネ)にとっても非常に重要な経験であり、僕たちはそれらすべてに慣れる機会を持つことができた」
「ラリー・スウェーデンは、僕が競争力を保ち最高のパフォーマンスを発揮したい場所だ。これは僕のホームイベントだからね。僕はラリーを非常によく知っているし、今年のラリーについて素晴らしいフィーリングを持っている。だがそうはいっても、ラリーは非常に過酷で難しいので、僕たちは自分たちのゲームに集中し、良いリズムをすぐに見つけ、そして週末を通してずっと継続しなければならないだろう」