WRC2チャンピオンのポントゥス・ティデマンドが、自身のラリーチームであるポントゥス・ティデマンド・レーシング(PTR)を結成し、来シーズンからスウェーデンおよび国際イベントに出場するドライバーにむけてシュコダ・ファビアR5のレンタル業を開始する。
ティデマンドによれば、PTRは彼と知人であるヤルケル・アクセルソンの共同経営となり、実質的な運営をアクセルソンが担当するという。
アクセルソンは、スウェーデン最大の競技用もふくめたバイクのフルサービス・ファクトリーである「Bike」の経営者としてその手腕を高く評価されるとともに、2014年と2015年にスウェーデン・チャンピオンに輝くなど、ラリードライバーとしての技術も一流だ。
「モータースポーツは僕の人生において最大の情熱を注いできたものだ」とティデマンドは語った。「ドライバーとしては僕のキャリアはまだ途上だが、他のドライバーが結果を出すのを助ける仕事は素晴らしいだろうし、やりがいのあるプロジェクトだと感じている。もちろんWRCのイベントの合間には、チャンスがあればスウェーデンなどで僕自身も少しでもこのマシンを駆ることができるだろう」
PTRはすでに今週の月曜日にチェコのシュコダ・モータースポーツから最新スペックのファビアR5を入手しており、2018年のシーズン開幕とともにスウェーデンなどのイベントでチームを手伝ってくれる一流のメカニックを集めているという。
「これは間違いなく勝利のマシンだ。僕は3年間にわたってドライブし、そして開発に従事した。クルマからパフォーマンスを最大限に引き出す方法について知識を僕に与えてくれたマシンだ」とティデマンド。
「ヤルケル(・アクセルソン)とは2007年にノルウェーで開催されたスバル・カップで知り合ったが、モータースポーツの豊富な経験だけではなく、優れた起業家であると同時に、機能的なチームをまとめることに素晴らしい能力をもっている」
ティデマンドの2018年についてのまだ発表はないが、彼は今週、ノルウェーで行われたシュコダ・モータースポーツのスノーコンディションでのテストに参加している。