Raid2017/07/19

デプレ、シルクウェイの首位を堅持

(c)Peugeot

 シルクウェイ・ラリーは18日に第10レグを迎え、ゼッケンナンバー100のプジョーDKRを駆るシリル・デプレはあまりリスクを冒さず若干セーブしたドライビングでステージを4番手タイムでフィニッシュした。彼の総合リードはさらに拡大し、ギャップは47分となった。

 いっぽう、ゼッケンナンバー106のプジョーDKRを駆るステファン・ペテランセルは、チームメイトのデプレをサポートするためにスタート直後にマシンを止め、8分間待機した。彼らはその後、ステージを通して彼らの側をドライブし、必要に応じてサポートできる体制を整えた。4日目に横転して20位まで後退したペテランセルだが、今や総合6位に浮上している。

「昨日とは異なる状況でスタートすること、リーダーとなってレースを始めることは常に面白い。昨日は2位を維持するために、ひとつもミスを犯さないことが重要だった」とデプレは語った。

「今日は僕たちが首位でスタートした。ペースは特別速くなく、エンジンとマシンを徐々に温めることを意識したが、昨日よりも楽しいドライブだった。僕たちは地元ドライバーを何人か追い抜き、フィニッシュラインから40km地点で小さなナビゲーションミスをしてロードブックで5kmほど迷子になった。だが幸いにも僕たちは青い家を覚えていた。これは良い目印だったよ。中国には青い家は多くないからね! このミスで今日の表彰台を逃してしまったが、僕たちの目標は西安に安全に向かうことと、何よりもマシンにダメージを与えないことだ」

 明日は当初、敦煌から嘉峪関までを走る最長ステージになる予定だったが、251kmから成るステージの最初の部分が中止されたため、237kmの2番目のセクションのみ実施される。ここはワイドな砂の道だけでなく、峡谷の間の美しい景色を特徴としている。