Raid2017/07/20

デプレ、シルクウェイの11日目も首位キープ

(c)Peugeot

 シルクウェイ・ラリーは11日目を終了し、チーム・プジョー・トタルのステファン・ペテランセルがこの日のステージ優勝を飾るとともにチームメイトのシリル・デプレはこの日を2番手で終了し、総合リードを55分へと拡大した。

 第11ステージでプジョーDKRが再び1-2フィニッシュを飾り、このラリー9回目のステージ勝利を獲得した。2台のプジョーは共に安定した走りで、最大190km/hの速さでダストの多い路面や広い峡谷を含む様々なコンディションの道を確実に走破した。マシンはすでに7442kmをメカニカル的な問題無しに完了しており、プジョースポールのエンジニアは、来年のダカールに向けて重要な情報を収集している。

「今日はかなり慎重に走った。ここ2、3日と同様だが、いくつかのコーナーが連続していたり、ジャンクションがあっても、あまりにもトリッキーだったり、荒れていたり、危険ということは無かった。良いステージだったので、僕たちはナビゲーションミスも無く、非常に迅速に走破することができた。僕はいま適度にリラックスしていて、ここまでのところ、すべて上手くいっている。僕はプジョーDKRのドライブを非常に楽しんでいる。攻めることもできるし、ノートも自然だ。僕たちはこの後もこの流れを継続しなければならない」とデプレは語った。

 2位にはブライス・メンジーズ(MINIジョンクーパーワークス・ラリー)が上がり、中国のハン・ウェイ(吉利汽車SMGバギー)が2分あまり遅れた3位につけている。

 シルクウェイ・ラリーは残り3日となったが、しかしこの後、ラリー全体の中で最も複雑で挑戦的なステージが待ち受けている。

 明日のステージは、254kmの長さで、シルクウェイ・ラリーの中では比較的短いが、ラリー全体の中で最も難しいステージの1つだ。ステージの始めと終わりには複雑な砂丘があり、マシンは容易にスタックしてしまう。砂丘の区間の間は、高速のグラベル路となっている。これらの伝統的なラリーレイドのコンディションにおいては、ドライバーとコドライバーの両方に卓越したスキルが求められる。ステージは嘉峪関市からスタートし、アルシャー右旗でフィニッシュする。