Raid2016/07/23

デプレ優勝に近づく、シルクウェイラリー首位維持

(c)Peugeot

 シルクウェイ・ラリーは22日に第13レグを行い、チーム・プジョー・トタルのシリル・デプレ(プジョー2008 DKR)が首位をキープ、4輪によるクロスカントリーラリー初優勝にむけて大きく前進した。

 7月9日にモスクワをスタートしたシルクウェイ・ラリーもいよいよ終盤戦となり、残されたのはわずか3日間となった。競技区間のステージが行われるのは今日の第13レグと明日の第14レグのみで、最終日は北京までのパレードランのみとなっている。

 前日の第12レグでセバスチャン・ローブが痛恨のウェイポイント不通過のミスにより後退、デプレは30分30秒という大きなリードを得ており、あとは残された日程をセーフティに走りきるだけとなった。

 22日に阿拉善(アラシャン)〜烏海(ウーハイ)の競技区間367.44kmで行われた第13レグで、ステファン・ペテランセル(プジョー2008 DKR)がトップタイムを奪い、デプレは5分40秒遅れの3番手タイムでリーダーボードのトップをキープしている。

「一番手でずっとステージを走りきり、さらなるいい経験を積んだ一日になった。この日、僕らのスピードに追いついてきたのはステファン(・ペテランセル)だけだったけど、彼は僕らのスリップストリームにとどまった。とても困難だったが、ゴールしたいま、素晴らしくいい気持ちでいるよ。北京のフィニッシュがさらに近づいたからね。あとは競技区間が一つ残るのみだが、僕らは集中しているよ」とデプレは語っている。

 明日の第14レグは、烏海から内モンゴルのフフホトに至る754.28kmとなり、261kmの最後の競技区間が待ち受けている。24日の北京のゴールまで残された走行距離は1260kmあまりだ。

■シルクウェイラリー 第13レグ
1. C.デプレ(プジョー)32h25m41s
2. Y.アル-ラジ(MINI)+31m27s
3. V.ワシリエフ(MINI)+51m51s
4. H.ハント(MINI)+1h57m02s
5. A.ラキンバエフ(MINI)+2h10m07s
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10. S.ローブ(プジョー)+4h04m55s
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17. S.ペテランセル(プジョー)+9h20m57s