WRC2018/08/20

トヨタ、マニュファクチャラー選手権2位に躍進

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは、ラリー・ドイッチュランドでオイット・タナクが優勝、またエサペッカ・ラッピも3位表彰台を飾ったことで2戦連続となるダブル・ポディウムを達成、マニュファクチャラー選手権で2位に浮上するとともにトップのヒュンダイ・モータースポーツに13ポイント差に迫ることになった。

 ラリー・ドイッチュランドは19日に最終日を迎え、前日までに43.7秒差を築いたタナクは安定した走りで2年連続となるドイツでの優勝を飾ることになり、トヨタに復帰後初となるターマック戦での優勝をもたらすことになった。

 また、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラがオープニングSSのグラーフシャフトで油圧系のトラブルのあとギヤボックスを壊してリタイアとなったが、エサペッカ・ラッピが前日の総合5位から3位に順位を上げてフィニッシュ、2戦連続でダブルポディウムを達成したチームは、マニュファクチャラーズランキングにおいて、Mスポーツ・フォードを抜いて選手権リーダーのヒュンダイまで13ポイント差の2位に浮上した。

 チーム代表のトミ・マキネンは、チームが全員がこの勝利のために尽くした努力を残りのラリーでも続けると語った。

「チームにとってまたも素晴らしい瞬間となった。オイット(・タナク)は前戦のラリー・フィンランドに続き今回もまた週末を通して際だっていた。唯一の失望は、最終日の朝にヤリ-マティ(・ラトバラ)のクルマに問題が起こってしまったことだ。我々は彼が今日のステージできっと活躍するだろうと確信していたので、本当に残念だった。運が彼に続いているとも言えるが、できる限りヤリ-マティをサポートするつもりだ。そしてエサペッカもミスなくクリーンな素晴らしい走りをした」

「今回は、チーム全員の献身的な働きにより、ターマックラリーで素晴らしい結果を残す事ができた。そして、今季の残るラリーにも最大限の努力で臨もうと、皆がモチベーションを高めている」