WRC2019/01/19

トヨタ、開幕戦モンテカルロで勝利を目指す

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRCは、WRC復帰3年目となる今シーズンは、「ALL FOR WIN」を合い言葉に、マニュファクチャラー、ドライバー、コドライバーのすべてのチャンピオンシップにおいてトリプルタイトルを照準に定めており、1月24日から27日にかけて開催される世界ラリー選手権開幕戦ラリー・モンテカルロでは強力な結果を目指す。

 87年の伝統をもつモンテカルロは、数あるWRCイベントの中でも、非常に難易度が高いラリーとして知られている。フレンチアルプスのターマック・ステージは路面が雪に覆われることも多く、1ステージのなかでドライ、ウェット、アイスバーン、スノーなどコンディションが変化することもあるため、タイヤの選択が大きな鍵を握るとともにドライバーには高い経験値が要求される。

 トヨタは昨年のモンテカルロでオイット・タナクが2位、ヤリ-マティ・ラトバラが3位でフィニッシュ、ダブルポディウムでシーズンをスタートしており、トヨタでのデビュー戦を迎えるクリス・ミークも昨年は4位、2014年に3位になった経験をもっている。

 チーム代表のトミ・マキネンは、3人の経験値の高いドライバーズラインナップで臨む今季は開幕戦の勝利に手応えを感じている。

「新たなシーズンの開幕に興奮しているよ。ドライバーラインナップが変わり、新たにクリス(・ミーク)がチームに加わったし、他のチームも顔ぶれに大きな変更があったので、モンテカルロはきっと興味深い展開になるはずだ」とマキネン代表は語っている。

「もちろん、シーズンの開幕戦としてはとても難しいイベントだが、我々のドライバーたちは皆、モンテカルロで多くの経験がある。ドライバーとして私がモンテカルロで成功したのは現役時代最後の数年間だったことを考えても、経験こそがもっとも重要であると思う。オイット(・タナク)は1年前と比べるとクルマに対する理解をより深めているし、ヤリ-マティ(・ラトバラ)は昨シーズン終盤本当に強力だった。また、クリスはチームとクルマにすぐ馴染んだので、我々はチームとして、自信を持ってモンテカルロに臨むことになる」