トヨタGAZOOレーシングは新型GRカローラRC2を開発して、ARAアメリカ・ナショナル選手権に参戦する。
これはトヨタにとってカローラの3世代目のラリーカーとなる。1973年のプレス・オン・リガードレス・ラリー(カナダ)でトヨタにとって記念すべきWRC初優勝を飾ったウォルター・ボイスが駆ったTE20(日本名TE27)、そして1999年に日本の自動車メーカーとして初めてWRCでマニュファクチャラーズタイトルを獲得したカローラWRCに続くものだ。
2025年初頭の東京オートサロンでは「GRカローラ・ラリーコンセプト」として豊田大輔選手のドライブで世界初公開されたGRカローラのラリーバージョンがついにアメリカでデビューする。GRカローラRC2は3月に開催される100エーカー・ウッド・ラリーでARAデビューを果たし、アメリカ出身のオフロードレーサー、セス・キンテーロがドライバーを務める。
GRカローラRC2の開発には、トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラや開発ドライバーを務めるユホ・ハンニネンがテストプログラムを担当してきた。
GRカローラRC2はトヨタが「Rally2とほぼ同等レベル」と表現するARAのRC2クラスに分類されるマシンとなり、WRC2で連覇を果たしたGRヤリスRally2の1600cc 3気筒ターボエンジンとトランスミッションを搭載している。
トヨタGAZOOレーシングは、GRカローラRC2がアメリカの国内最高レベルの選手権に参戦することについて、次のように述べている。「北米の道でクルマを鍛え、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりをするために、2026年第2戦からシリーズへ新規参戦します」
GRカローラRC2のドライバーを務めるキンテーロは23歳。すでに世界ラリーレイド選手権(W2RC)でTGRのドライバーとして活躍しており、今年のダカール・ラリーでDKR GRハイラックスで2つのステージ優勝を飾っている。ARAでは、フィンランド出身のトピ・ルフティネンが彼のコドライバーを務める。
「この機会を与えていただいたTOYOTA GAZOO Racingに大変興奮し、感謝している。このチームとマシンで走れることは本当に光栄であり、この経験を楽しんで、多くのことを学べることを願っている」とキンテーロはコメントした。
「ステージラリーに出場するのは僕にとって新たな挑戦になる。W2RCでは1日500km以上を走ることに慣れているが、ラリーで1日100kmも走るとなると、また違った緊張感がある。軽量で機敏なGRカローラと、より大型のDKR GRハイラックスは全く異なる世界だが、多くの点やドライビング特性において共通点もある」
「これまでのテストでのマシンの走りは本当に素晴らしく、チームの皆も温かく迎えてくれた。関係者全員に心から敬意を抱いています。チームを誇りに思い、共に多くのことを楽しみたいと思っている」