WRC2022/01/28

トヨタ、GRヤリスRally1で初のスノーテスト

(c)Toyota

 ラリー・モンテカルロのゴールからわずか3日後、トヨタGAZOOレーシングWRTはフィンランドにおいて世界ラリー選手権第2戦のラリー・スウェーデンに向けてGRヤリスRally1の初のウィンターテストを開始した。

 ユバスキュラの近くに拠点を置くトヨタは今週水曜日、中央フィンランドにおいてカッレ・ロヴァンペラとともに来月のスウェーデンにむけて理想的なスノーコンディションのなかでテストを開始している。

 ラリー・スウェーデンの昨年のイベントはキャンセルされ、WRCのウィンターラウンドはアークティック・ラリー・フィンランドに置き換えられている。スウェーデンは新たに、50年の長きにわたってイベントのホームだったヴェルムランド地方を去り、厳冬のコンディションを求めてはるか北部のウーメオに移動して開催されることになっている。

 昨年末にフォード・プーマRally1を雪上で走らせたMスポーツとは異なり、トヨタはこれまでにGRヤリスRally1をスノーステージで走らせたことはなかったが、水曜日のロヴァンペラに続いて木曜日にはエルフィン・エヴァンスが引き継ぎ、そのあとエサペッカ・ラッピ、勝田貴元のテストも予定されており、スウェーデンに出場する予定のすべてのドライバーがそれぞれ1日ずつテストを行うことになっている。

 ロヴァンペラのコドライバーであるヨンネ・ハルトゥネンは、インスタグラムでテストの様子を報告している。

「今年のモンテカルロでは十分な雪が降らなかったが、僕らはさらに北上してようやく雪を見つけた。このようなスノーコンディションで走るのは、いつも気持ちがいいものだ」