WRC2018/11/10

トヨタ、Wタイトルを狙って最終戦に挑む

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTは、11月15日から18日にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリー・オーストラリアに、ヤリ-マティ・ラトバラ、オイット・タナク、エサペッカ・ラッピの3台体制で参戦、マニュファクチャラー選手権とドライバー選手権の両選手権での王座獲得に挑む。

 トヨタは前戦を終えてマニュファクチャラー選手権では2位のヒュンダイ・モータースポーツに12ポイント差をつけてトップに立っており、ドライバー選手権においても3位につけるタナクは23ポイント差ながら逆転での初チャンピオンへの可能性を残している。

 チーム代表のトミ・マキネンは、シーズン最大の勝負を前にチームが目標を達成できる可能性は高いと自信をみせた。

「多くのアップ&ダウンがあったスリリングなシーズンも、いよいよラリー・オーストラリアでエキサイティングな最終戦を迎える。我々にはWRC復帰2年目でのタイトル獲得という大きなチャンスがあり、もしそれを達成できれば素晴らしいことに違いない。もちろん簡単ではないが、自信を持つだけの理由はある。ラリーGBとラリー・デ・エスパーニャのグラベルで我々は高いパフォーマンスを発揮したし、ラリー・オーストラリアで対峙するであろう路面と似たようなコンディションのステージで、パフォーマンスの改善を確認できている。タイトル獲得の目標に向けて全員が懸命に取り組んできたし、我々には強いクルマと3人の強力なドライバーがいるので、目標を達成できる可能性は高い」