WRC2016/12/14

トヨタ+ラトバラ誕生

(c)TOYOTA GAZOO Racing

 TOYOTA GAZOO Racingが、ヘルシンキにおいて2017年のチーム体制を発表、ヤリ-マティ・ラトバラがチームのトップドライバーとして加入することが明らかとなった。

 先月、フォルクスワーゲンがWRCからの撤退を表明したことでファクトリーチームのシートを失ったラトバラだったが、すでに10月に契約が発表されているユホ・ハンニネンが待つトヨタへの移籍を決意、トヨタ・ヤリスWRCでシーズン開幕戦のラリー・モンテカルロ(1月19〜22日)をスタートすることになった。

 ラトバラは、トヨタでの新しい冒険を楽しみにしていると語った。

「2001年トヨタのカローラGTでラリーの道に入り、2003年に最初に乗ったワールドラリーカーはカローラWRCだったので、色々な意味で、“ここに帰ってきた!”と感じる。TOYOTA GAZOO Racing WRCチームの参戦初年度からチームに加わり、一緒に新しい冒険に挑戦する事ができて非常に幸運に思うし、多くの勝利を積み上げていきたい」

 また、ラトバラとともに今季、WRC2でチャンピオンを獲得したエサペッカ・ラッピがテストドライバーとしてチームに加わることになった。

「これは私とコドライバーのヤンネ・フェルムにとって素晴らしい機会で、夢が叶ったようだ。何年も努力を続けてきたが、やっとここまでくることができた。チームに加わることに興奮しているし、この素晴らしい機会に感謝している。チームのメンバーと共にヤリスWRCテストプログラムを始めることが待ちきれない」

 若き才能として注目されるラッピは来季、ヤリスWRCで数戦に出場すると見られているが、いまのところチームはプログラムを確定していない。