WRC2017/10/26

トルコの2018年カレンダー入りが正式に承認

(c)Marmaris Rally Turkey

 マルマリス・ラリー・トルコの来季のFIA世界ラリー選手権カレンダー入りが正式に承認された。

 FIA WRC委員会は、先週、トルコのターコイズ海岸でキャンディデート開催として行われたマルマリス・ラリー・トルコの最終リハーサルが成功したことを受けて、7年振りのトルコのWRC復帰を承認した。

 Mスポーツ・ワールド・ラリーチームとトヨタGAZOOレーシングは、トルコ南西に位置する美しいリゾートであるマルマリスに代表者を送り、WRCプロモーター・マネジメントやWRCラリーディレクターのヤルモ・マホネン、FIAのセーフティ・デリゲート、ミシェル・ムートンらと共に、先月カレンダーに暫定的に掲載された3日間のグラベルラリーを観戦した。高水準の運営、ステージの質、そしてサービスパーク施設は彼らに好印象を残した。

「我々は一流のWRCに適したラリーを見ることを望んでいた」とWRCプロモーターのマネージング・ディレクターを務めるオリバー・シースラは語った。

「トルコ自動車スポーツ連盟(TOSFED)の運営チームは約束通りそれを遂行した。彼らが2018年のカレンダーで相応しい場所を確保したことを祝福したい」

「来年のラリーは、スポーツの歴史の中で最もぎっしり詰まったものの1つとなるだろう。スペシャルステージは海を見下ろす美しい海岸に沿って進む。WRCのファンは素晴らしいテレビ映像を楽しみに出来るだろう」

 ラリーには大勢の観客が訪れ、カストロール・フォード・チーム・トルコのムラート・ボスタンジ(フォード・フィエスタR5)がリタイアするなか、シュコダ・ファビアR5を駆ったオルハン・アヴチオールが勝利した。アヴチオールは今週末に行われるラリーGBでWRC2カテゴリに参戦する予定だ。

 トルコの青少年スポーツ省のオスマン・アシュクン・バク大臣は、金曜日の夜マルマリスで行われた開会式に出席した。TOSFED代表のセルカン・ヤジジは、このことはトルコがWRCに復帰することの重要性を示したと語った。

「我々はWRCをトルコに戻すために非常に努力してきた」と元ラリードライバーでもあるヤジジは語った。

「政府は支援を約束しており、先週のラリーの成功は、我が国がFIA世界ラリー選手権へ復帰を果たすための最後の1ピースだった」と彼は語った。