WRC2017/03/25

ドイツ、正式アイテナリーを公開

(c)Hyundai

 今年のADACラリー・ドイッチュランドには、新たなベース、新たなステージ、新設のシティセンター・スーパースペシャルなど、多くの変更がもたらされているが、そのなかでも最大の変更点となるのは、ラリーのサービスベースが、ルクセンブルグとの国境近くのトリアーから、61km離れたザールランド州北部のボスタールゼーへ移動になったことだ。

 8月17日〜20日に2017年世界ラリー選手権第10戦として開催されるラリー・ドイッチュランドは、ターマックの21ステージで構成されるアイテナリーをこのほど公開した。ラリーハブとして2006年のイベント以来となるサービスパークはボスタールゼーにおかれることはすでに決定していたが、ラリーヘッドクオーターもそこに近いボセンに移動することが正式に発表となった。主催者によれば、このロケーションは、観客や競技者にとってステージへのアクセスをもっと容易にするために選ばれたという。

 ラリーは8月17日の木曜日の夜にザールブリュッケンの中心部トゥビリシ・プラッツからスタートする。競技はスタートセレモニーの直後に真新しいザールブリュッケンのスーパーSSから開始することになる。

 これまで同様、金曜日はモゼル地域のブドウ畑が主要な鍵となる。この日はミッテルモーゼルとグラフシャフトの各ステージを2回ずつ、そしてさらに観客への配慮もなされた新たなスプリントステージ、ヴァーダーン・ヴァイスキルを3回走行する。

 土曜日はバウムホルダーの過酷なパンツァープラッテのステージが待ち受けており、この日の9つのステージの大半がここで行われる。アイテナリーでは、3kmのアリーナ・パンツァープラッテを3回走行し、さらに長距離のパンツァープラッテ、そしてフライゼン-ヴェストゥリッヒと新たに設けられたルーマ-ストゥラッセのステージをそれぞれ2回走ることになる。

 日曜日は新ステージを含む2つのステージを2回走行する。この日は新しいローサイム・アン・ゼィのステージでスタートしてクルーたちはドライレンダーエック地域に入る。このループで次に走るステージがサン・ウェンデラーで、ボスタールゼーのサービスパークでフィニッシュを迎える。このステージの2回目の走行がラリーを締め括るテレビライブ中継のパワーステージとなる。