ティエリー・ヌーヴィルは、今月初旬に開催されたラリー・スウェーデンで、ヒョンデ・モータースポーツがその決意と意図を明確に示したことを称賛している。
ヌーヴィルはインフルエンザで2日間予定だったテストを1日休み、ラリーをスタートしたときもまた体調は十分ではなかったが、それでも少しずつペースを上げて3位でフィニッシュした。
ヒョンデはスウェーデンでは勝利に届かなかったものの、クレイグ・ブリーンとヌーヴィルによるダブル表彰台を実現させ、タイヤのトラブルで表彰台のチャンスを失ったエサペッカ・ラッピによるパワーステージ制覇と合わせて、次のメキシコに笑顔で向かう十分な成果を成し遂げることになった。
ヌーヴィルは、新しいチーム代表となったシリル・アビデブールのもとでチーム全体が強力なパフォーマンスを示したことが何より重要な結果だったと語った。
「スウェーデンでは自分たちのプランを示し、今年のヒョンデの意図が何なのかを示すことができたと思う」とヌーヴィルは語っている。
「僕自身にとって(スウェーデン)は、テストを1日欠席したり、スタート前に体調を崩したりと、決してベストな準備で臨めなかったのは確かだ。このイベントに向けてのセットアップもあまりできないなかで金曜日を迎えたが、走行順も早かったし、厳しいスタートになったよ。それでもこうして結果を出せたことは嬉しいよ」
「3位に戻ってこられたのは僕にとって最高の結果となったし、チームとして、3クルーすべてが素晴らしいパフォーマンスと速さを見せて、強力な結果を示すことができた」
グアナファトでのイベントは、ヌーヴィルが必ずしも得意としてきたわけではなく、これまでの最高位は3位にとどまっている。それでも3番手でコースを走るということは彼にとっては前向きな要素の1つだ。
「メキシコでは主要なライバルたちが僕より前を走ることになるのはありがたい」とヌーヴィルは語る。「面白い戦いになると思うよ。今はメキシコを楽しみにしている」