WRC2019/01/19

ヌーヴィル、モンテには同じアプローチで

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌーヴィルは、開幕戦ラリー・モンテカルロで2019年シーズンを迎えるにあたって、このイベントでは過去数年期待外れの結果に終わっているものの、特にアプローチを変えるつもりはないとしている。

 2011年から4年連続で初日にクラッシュするなど、ヌーヴィルにとってモンテカルロは苦手なラリーだった。2016年に初めて表彰台を獲得し、2017年には後続に1分近い大差をつける速さをみせたが、サスペンションを破損してまたもリタイアとなっており、昨年もSS1のスタックで5位に終わっている。

 3年連続でドライバーズ選手権で2位に終わったヌーヴィルは、今季はさらに強い結果を出したいと願いつつも、開幕戦モンテカルロでは一貫した走りを目指す。

「もうすぐ開幕戦のモンテカルロだが、アプローチはこれまでとほとんど同じになる」とヌーヴィルは語っている。

「モンテカルロは雪や氷のコンディションのなかで行われるため他に例を見ないことが起こりうる。シーズンを通して一貫性が求められるように、ここでもそれが重要になる。昨年の自分たちは本当にそうだった。小さなミスのためにラリーが終わったこともあったが、貴重なポイントを得ることができた。パフォーマンスが劣るラリーでもベストを尽くしてポディウムを獲得してきたように、チャンピオンシップのためにそれが重要になる」

「新しい一章をスタートさせることに、本当に楽しみで、ワクワクしている。僕たちはチームとしてさらに強くなるために、新しいシーズンにおける変革を求めてヒュンダイ・モータースポーツとともに本当にハードにプッシュし続けてきたからね。今、それが実を結ぶのを僕たちは目にすることができる。最初のイベントに向けて、かなりモチベーションを上げて臨んでいくよ」

 ヌーヴィルは、チームディレクターがミシェル・ナンダンからアンドレア・アダモに交替したことに不安はないと語った。

「僕らもチームもいつも何かを変えるためにプッシュしていた。もっとコンペティティブになりたいと思ったからこそだ。僕らもチームも変わろうとしている。ミシェル(・ナンダン)に替わってアンドレア(・アダモ)が新しいディレクター就任したが、それは一つの変化であり、他のことも進んでいる。アンドレアのことは信頼しているし、一年を通してすごくエキサイティングになると信じている。そして、もちろん僕たちがいくつかいい結果を出して、何度がいい感じに祝杯をあげられることになると、確信しているよ」