WRC2026/02/06

ハルットゥネン、TGRのARA事業責任者に

(c)GAZOO Racing 

 ヨンネ・ハルットゥネンは今後もトヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームにとどまり、GAZOOレーシングのARA参戦プログラムにおいて、プロジェクトマネージャーを務める。

 ハルットゥネンは、長年コンビを組んできたカッレ・ロヴァンペラが昨年末にラリー活動を離れてフォーミュラレースに転向したことで彼自身がそのコドライバーとしてのキャリアを継続させるのか、あるいは別な道を選ぶのか、その去就が注目がされてきた。

 トヨタGAZOOレーシングは木曜日、トヨタで2度のワールドチャンピオンに輝いたハルットゥネンのチーム内での新たな役割を発表した。彼は今後も引き続きGAZOOレーシングにとどまって、チームのARA参戦プログラムにおけるプロジェクトマネージャーを務めるという。
 
 トヨタGAZOOレーシングは今年、新型GRカローラRally RC2で全米選手権であるARAシリーズに参戦することを発表しており、米国人ドライバーのセス・キンテーロとコドライバーのトピ・ルフティネンが、3月にミズーリ州で開催されるARAシーズン第2ラウンドでGRカローラのデビュー戦に臨む予定だ。

 北米では2027年からのWRC開催を目指した動きが加速しており、今年6月にはWRCキャンディデートイベントが開催されるほか、トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラもARAシリーズのどこかでイベントに参戦する可能性があるとされており、GAZOOレーシングとして北米マーケットへの本格的な進出を開始することになる。

 ハルットゥネンは、これらのトヨタの新たな米国での事業を率いる立場となる。

「僕の仕事は、このプロジェクトを管理し、WRCでのキャリアを通じて培った知識を最大限に駆使してチームを支援し、フィードバックを提供することだ」とハルットゥネンは説明する。

「まだ関係者全員と会えてはいないが、多くの会議を重ねてきた。WRCに関わってきた経験のあるメンバーもたくさんいる。彼らは皆プロフェッショナルで、チームについて聞いた話もすべてポジティブだ。だから皆と一緒に仕事ができるのを楽しみにしている」と彼は付け加えた。

 フィンランドのユヴァスキュラを拠点とするトヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは、これまでも元コドライバーに重要な役割を託してきた。カイ・リンドストロームは現在、WRCチームのスポーティングディレクターを務め、ヤルモ・レフティネンはオペレーション副ディレクターを務めている。

 ハルットゥネンはコドライバーのキャリアを正式に終えたわけではないが、マネージメントの役割も新たに担うことになる。

「コドライバーとして、これはごく自然なことだ。僕たちの仕事はマネージメントや調整が中心だからね。僕にはビジネスの経験も豊富だ。2008年に最初の会社を設立したので、ビジネス界で長年働いている。この経験とコドライバーとしての経験を組み合わせることで、この役割に非常に適していると思う」とハルットゥネンは確信している。

 ハルットゥネンは、新たな挑戦に意欲を燃やしている。「僕のWRCでのキャリアが将来的にどうなるかは分からないが、少なくとも今は新たな挑戦をしたいと思っていたので、これはまさに僕が求めていたものだ。このスポーツに関わり続けながら、何らかの形で影響を与えられるようなマネジメント職に就きたいと思っていた。常に物事をより良くしたり、何かを発展させたりするのが好きなので、これは僕にぴったりの仕事だ」

 米国を拠点とするARA選手権は今週末に開幕するが、スノーイベントであるこの開幕戦にはトヨタは参戦を行わず、3月13日から14日にかけて開催されるシーズン2ラウンド目となるラリー・イン・ザ・100エーカー・ウッドから参戦を開始する予定だ。