WRC2017/10/17

ハンニネン、最終戦オーストラリアを欠場へ

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racingのユホ・ハンニネンは、来週のラリーGBが今季の最後の参戦となり、ラリー・オーストラリアを欠場することになったとフィンランドメディアのMTVスポーツは伝えている。

 トヨタは今季、ヨーロッパ圏外イベントのメキシコとアルゼンチンも2台体制で走っており、MTVスポーツによれば、オーストラリアには2台体制で参戦することはシーズン当初から計画されてきたことだとチーム代表のトミ・マキネンも認めているという。ヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピに加えてハンニネンのために3台目のヤリスWRCを出場させる予定はないようだ。

 36歳のハンニネンは今季これまでの11戦全戦にトヨタから出場、序盤戦ではアクシデントの多さに苦しんできたが、母国ラリー・フィンランドでキャリア初の表彰台を獲得したあと、ラリー・ドイッチュランドとラリー・デ・エスパーニャでは2戦連続してトヨタ勢最上位の4位でフィニッシュしている。

 ハンニネンの2018年に関しての新しい情報はないものの、情報筋によれば、彼のコドライバーを務めてきた48歳のカイ・リンドストロームは、マキネンからの信頼も厚いことから、ヤルモ・レウティネンの後任としてチームのスポーティングディレクターを務めるかもしれないという。

 ラリー・オーストラリアのエントリーは今週月曜日に締め切られており、20日にはエントリーリストが発表になる予定だ。