スバル・ラリーチームUSAのデビッド・ヒギンズ(スバルWRX STI)がアメリカ・ラリー・アソシエーション選手権シリーズ(ARA)第4戦のニューイングランド・フォレスト・ラリーで勝利した。
20日金曜日に開幕したニューイングランド・フォレスト・ラリーは、オープニングSSからヒギンズがリード、チームメイトのトラヴィス・パストラーナ(スバルWRX STI )が続き、スバル勢は1-2体制を固めることになった。
ヒギンズは安定したペースで首位を快走したものの、初代ARAチャンピオンに輝いたパストラーナにとってはこれが今季初戦となったため、序盤はペースに苦しむ展開となった。パストラーナはSS3のダスティなコーナーでのスピンによって45秒を失ったため、ヒギンズは初日を50.3秒という大差で終え、最終日もこの差を守り切り、今季3勝目、ニューイングランド・フォレスト・ラリーでは通算4勝目を記録することになった。
パストラーナは二日目にはヒギンズとほぼ同ペースまでスピードを回復、最終ステージまで首位から40秒差で続いていたが、タイムカードのペナルティ10分を科されてしまい、ジェフ・シーホーン(スバルWRX STI)に2位の座を譲ることになったが、今季初戦を3位表彰台で終えている。
二人にとってライバルとなるはずだったバリー・マッケンナ(スバルWRX STI)はSS3で右フロントのブレーキローターを破損によりブレーキラインが断たれてしまいリタイアとなり、さらに3位につけていたケン・ブロック(フォード・エスコート・コスワースRS 4x4)もSS4でトランスミッションの問題からミスシフト、イン側の石にヒットして横転したあと火災に見舞われてリタイアとなっている。