WRC2021/12/05

ヒュンダイ、フランス南西部でテストを再開

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、先週初めにフランス北東部のアルザス地方で開始した2022年に向けた最終仕様と見られるi20 N Rally1のテストを大雪のために中断していたが、フランス南西部のオクシタニー地方に舞台を移して金曜日からテストを再開した(写真はアルザスでのテスト)。

 ヒュンダイは、先週月曜日から新しいボディワークをもつ最新仕様のi20 N Rally1のテストを6日間の予定でアルザス地方のヴォージュ山脈の麓で開始、初日にオイット・タナク、2日目にオリヴァー・ソルベルグがそれぞれ雪混じりの典型的なモンテカルロのコンディションのなかでテストを行ったが、その後、コースにはさらに大雪が降ったため、チームはテストを中断することになった。

 ヒュンダイはドライコンディションのアスファルトを求めてフランスを南下、金曜日からトゥールーズ近郊においてふたたびタナクがi20 Rally1の開発作業を行うことになった。路面はウェットとドライのミックスしたコンディションとなったが、週末にはさらに雨が続くなかでティエリー・ヌーヴィルが新しいi20 N Rally1の初ドライブに臨むものと見られている。