WRC2019/01/14

ヒュンダイ、2019年仕様のi20 WRCを公開

(c)Hyundai

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 ヒュンダイ・モータースポーツの新しいチームディレクターに就任したアンドレア・アダモは、2019年の世界ラリー選手権においてマニュファクチャラーズとドライバーズの2つのタイトルを目指すと力強く誓った。

 先週末に行われたオートスポーツ・インターナショナル・ショーでの2019年世界ラリー選手権ローンチイベントでは、すべてのマニュファクチャラーチームの2019年仕様のWRカーとドライバーラインナップが公開されており、ヒュンダイ・モータースポーツはティエリー・ヌーヴィル/ニコラ・ジルスール、アンドレアス・ミケルセン/アンデルス・ヤーゲル、ダニエル・ソルド/カルロス・デル・バリオという今季のクルーたちによって鮮烈な印象をもつ新しいリヴァリーをもつi20クーペWRCのアンベイルを行っている。

 悲願のマニュファクチャラー選手権タイトル獲得を目指してきたヒュンダイは、昨年の最終戦での決戦に敗れて惜しくも3年連続となる選手権2位に終わったため、チーム創設に携わってきた前チームディレクターのミシェル・ナンダンがチーム離脱を余儀なくされている。新たにチームの指揮をとるアダモは、チームには強い変化が求められていると語り、初のタイトルを目指すことを宣言した。

「チームのWRCにおける目標は、これまでと同じままだ。すなわちマニュファクチャラーとドライバーのためのタイトルのために戦うことだ」とアダモは語った。

「これはヒュンダイと我々のNブランドにとって重要なことだ。WRCは激しい戦いになっており、他のチームも同じように勝利に近づこうとして新しいシーズンへ挑んでくる。我々は常に自分たちのベストを尽くして確かな結果を出さなければならない」

 アダモは、チームがタイトル争いに挑む決意はこれまでより強いものだと語った。

「我々は2018年を過去のものとして、新しいシーズンに挑む準備ができている。ライバルに比べて何一つ欠けているものはなく、我々はタイトル争いに挑む決意はこれまでより強いものだ」

「マシンのポテンシャル、クルーのラインナップは最強と言えるものだ。ティエリー(・ヌーヴィル)、アンドレアス(・ミケルセン)、ダニ(・ソルド)、セバスチャン(・ローブ)は全員がトップレベルのドライバーであり、我々は勝つためのパッケージがあると確信している」