WRC2026/02/05

フィンランド、2026年はルートを大変更

(c)Rally Finland

 7月31日から8月2日にかけて行われるラリー・フィンランドのルートが発表された。昨年のラリー・フィンランドは最終日、史上初めて世界的に有名なオウニンポウヤ・ステージのみを走る「オウニンデー」として行われたが、今年は残念ながらオウニンポウヤはルートから外れることになったが、今回も同じコンセプトの最終日として全長30kmのヒーモス〜ヤムサという新しいステージでフィニッシュを迎える。
 
 75回というメモリアル・イヤーを迎える今年、そのルートは歴史と新しさがミックスした構成となっている。過去のスピリットに基づき構成された伝統的なセクションに加え、WRCではこれまで一度も使用されたことのない道路も含まれる。火曜日にヘルシンキで行われた記者会見で、クラーク・オブ・コースのカイ・タルキアイネンは伝統のラリーを維持するためにはステージも進化し続けなければならないと述べている。

「私たちの重要な目標の一つは、2年連続で同じコースを走らないことです。今年はスペシャルステージの66%が昨年から変更されています。ドライバーと観客の両方にとって魅力的なラリーであり続けるためには、ラリーは常に進化し続けなければなりません」

 ラリーは7月30日(木)に伝統的な形でスタートを切る。午前中はジャンプで知られるルーヒマキ(4.12km)でシェイクダウンが行われ、夕方にはラリー最初の競技ステージとして、ユヴァスキュラの象徴的なハルユ・スーパーSS(2.58km)が行われる。

 ラリーが本格的にスタートする31日(金)は127.94 kmというラリー最長の一日となり、この日のほぼ半分が、WRC時代に一度も使用されたことがない道路となる。これまでとは逆方向に走行するラウカー(18.20 km)のステージから始まり、サーリカス(15.78 km)を経由し、その後は新たな高速ステージであるシダンマー(19.10km)とホホ(9.60 km)へと進む。ユヴァスキュラのミッドデイサービスを挟み、午後も同じ4ステージを走ったあと、ハルユ・スーパーSSで締めくくる一日となる。

 シダンマーのステージは、数十年前に使用されたシルッカマキとカッリオコスキのセクションを一部含んでいる。リエヴェストゥオレ近郊で行われるホホのステージは、2023年以降初めてラリーから外れたルーヒマキに代わって設定された。

「これらの道路の中には、地域ラリーを含め、これまで一度もラリーカーが走ったことのない場所もある。それでも、記念すべき年にふさわしい、歴史を強く感じさせるものとなっている」と、ルートを担当するコース副責任者のカリ・ヌーティネンは語った。

 新しいシダンマーのステージは、ラリー全体の中でもハイライトの一つだ。「あらゆる種類の道路があり、あらゆる意味で高速だ。まさにフィンランドの伝統的なWRCスピリットが息づいている」とタルキアイネンは付け加えている。

 8月1日土曜日のルートは昨年と全く同じ4つのステージのループだ。ユヴァスキュラ近郊のパルッコラ(16.80 km)からスタートし、パイヤラ(10.60 km)、ヴァスティラ(19.20 km)を経由してレウストゥ(16.44 km)を走ったあと、ユヴァスキュラのミッドデイサービスを挟み、午後も同じ4ステージをループする。126.08 kmという一日となる。

 ステージ間のロードセクションは短縮され、ドライバーにとってより快適な一日となる。「フィンランドの道路特有の高速性を維持しながら、長いロードセクションを分割し、競技者にとってより快適な一日にしたいと考えた」とタルキアイネンは説明した。

 ラリー最終日の2日(日)は、1つのロングステージを2回走行し、2回目の走行がパワーステージとして行われるという昨年と同じコンセプトを引き継いでスーパーサンデーが争われる。

 昨年は、伝説のオウニンポウヤのステージで勝利の行方が決まったが、今年ヒーモス〜ヤムサ(30.00km)のステージの2回の走行でフィニッシュを迎える。ヒーモス〜ヤムサは2023年にもヒーモスのスキーリゾートを中心にしたパワーステージとして行われているが、共通するのは終盤のほんのわずかなセクションであり、距離もそのときよりも3倍も長いコースが採用されている。ヒーモス〜ヤムサの新しいステージは、ヴァヘリの高速セクションで始まり、中盤はより狭い私道へと変わり、ヒーモス山の麓にあるスキーリゾート・エリアに設けられたギャラリーエリアで壮観な雰囲気のなかでフィニッシュする。観客は同じ場所でラリーカーのアクションを観戦できるとともに、フィニッシュポディウムを楽しむことができる。