WRC2021/09/16

フールモー、ジャムールとのコンビ解消を発表

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォードWRTのアドリアン・フールモーは、コドライバーであるルノー・ジャムールとのパートナーシップを解消することを発表しました。

 フールモーが初めてその名前を世界に知られたのは2019年のラリー・モンテカルロのことだった。FFSAのサポートで彼はフォード・フィエスタR5を駆って迎えたWRCデビュー戦で10位入賞を達成したときから、ジャムールはコドライバーを務めてきた。

 その後、フールモーは急速に成長を遂げ、2020年にはMスポーツ・フォードからWRC2に参戦、今季のラリー・クロアチア以降、フォード・フィエスタWRCの限定的なプログラムをスタートさせている。

 フールモーとジャムールは、WRカーデビュー戦のクロアチアで5位フィニッシュを果たし、ふたたび5位となったサファリ・ラリー・ケニアではキャリア初となるベストタイムを獲得している。

 フールモーは水曜日、自身のソーシャルメディアにおいてこの残念なニュースを発表した。

「およそ3年間のパートナーシップの後、ルノーと僕は別々の道を歩むことになった」とフールモーは語った。

「この物語は、高速道路のサービスエリアから始まり、WRCのアクロポリスの後で終わることになった。僕たちは一緒にどんな旅をしてきたんだっけか」

「僕の国際的なデビューに付き合ってくれて、僕のような気性の荒い若いライダーのコドライバーを引き受けてくれてありがとう。世界選手権での最初のポイントから、WRCでの初めてのスクラッチ(ステージ優勝)、カナリア諸島でのERC優勝まで、また、毎朝、ラリーのスタート前のあの笑い声や、僕らが『ラ・ジャムール』と名付けたオムレツのこと。このような瞬間をありがとう」

「君の今後の活躍を祈っているよ。きっと素晴らしいことを成し遂げてくれるはずだ。ありがとう、ルノー!」

 フールモーは今季、テーム・スニネンとフィエスタWRCのシートをシェアしてきたが、スニネンがチームを去った今シーズンは、残りのすべてのWRCで彼がフィエスタWRCをドライブすることが予想されている。

 フールモーは10月1日〜3日に開催されるラリー・フィンランドにフィエスタWRCでエントリーしており、ジャムールの後任は近日中に発表される予定だ。