アドリアン・フールモーは、ラリー・スウェーデンの土曜日、ヘルメットのストラップを装着するためにステージでストップしたため表彰台争いから脱落することになった。
フールモーは首位から12.6秒遅れで迎えたSS11コルクセレ・ステージでゆっくりスタートした後、ヘルメットを装着するためにマシンストップしたため、23秒あまりのタイムロスを喫してしまい、トップ争いの真っ只中から6位へと後退、ステージエンドでもコメントせずに走り去ってしまった。
サービスパークへと戻ってきたフールモーは冷静さを取り戻し、Rally.TVにこのステージのスタート時にヘルメットのストラップが外れていた経緯を説明した。
「午前中を総括すると、ペースの面で本当に素晴らしい朝だった。自分のパフォーマンスなどには本当に満足しているが、スタートラインでちょっとした問題があった」とフールモーは語った。
「スタートのわずか5、6秒前にヘルメットのストラップが締められていないことに気づいた。しかし同時に、ステージを離れなければならなかった。もちろん安全上の理由から、ヘルメットもかぶる必要があった。だからステージをスタートし、スタートゾーンの後でヘルメットをかぶるために立ち止まり、また出発した。だから最初のスプリットで21秒を失った」
「グローブをはめて2つのリンクの間にストラップを通すのは本当に難しい。本当に残念だ。でも、理解できない。なぜなら、毎回マーシャルがベルトやヘルメットなどがあるかチェックしているのに、彼は僕の前にきても何も注意しなかった。僕はグローブをしていないし、ベルトもしていないし、ヘルメットのストラップも付いていなかった。だから理解できない」
フールモーは、これが彼のキャリアで初めての出来事であることを認めた。
「非常に不運だが、なぜこのようなことが起きたのかを分析し、今後は絶対にこのようなことが起こらないようにする必要がある」
フールモーは、首位から31.4秒遅れ、5位につけるカッレ・ロヴァンペラから9.8秒後方の6位で午後のループに臨む。