WRC2018/01/25

ブフィエのコドライバーがレッキで鎖骨を骨折

(c)Michelin

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームから開幕戦ラリー・モンテカルロに出場するブライアン・ブフィエは、水曜日の朝に行われたレッキでのアクシデントでコドライバーのジェローム・デゴーが負傷したため、急遽、クサビエ・パンセリ(写真)とのコンビネーションでラリーをスタートすることになった。

 木曜日の朝にギャップ北部で行われたレッキでは、ステージの多くがアイスと雪で覆われていたとの情報だ。ブフィエのアクシデントは軽度のものだったようだが、デゴーは検査のために病院に向かい、ブフィエは急遽、パンセリとのコンビでシェイクダウンに向かうことになった。

 Mスポーツは当初、パンセリがこのまま本番でもコドライバーを務めるのか正式に決まっているわけではなく、デゴーが木曜夜からの本番をスタートできるかどうか、FIAのメディカルチェックによって正式に判断されるとしていたが、病院で検査を受けた結果、デゴーが鎖骨を骨折していることが判明、ブフィエはコドライバーをパンセリに変更してモナコのスタートセレモニーに向かうことになりそうだ。

 パンセリは、プジョー3008DKRマキシを駆るカリド・アル-カシミのナビゲーターとして先週までダカール・ラリーに挑戦して見事に総合6位でフィニッシュ、前日にヨーロッパに帰ったばかりで、古いMスポーツのレーシングスーツで急遽、ブフィエのコドライバーを務めることになった。

 パンセリはブフィエのレギュラーコドライバーとして、2011年にインターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC)として開催されたモンテカルロでともに優勝を経験しており、2014年にWRCとして開催されたモンテカルロでもこのコンビで総合2位となっている。

 パンセリは2015年のモンテカルロでもダカールから帰国直後にブフィエのコドライバーを務めているという。