WRC2016/02/14

ブリニルドセン、コリンズ・クレストの新記録樹立

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 ラリー・スウェーデンの主催者は、土曜日のコリンズ・クレストでエイヴィンド・ブリニルドセン(フォード・フィエスタR5)が45メートルの大ジャンプを達成し、世界新記録を樹立したことを宣言した。

 1995年の世界チャンピオン、コリン・マクレーに敬意を表して命名されたコリンズ・クレスト・アワードの今年の勝者は、なんとR5仕様マシンを走らせるノルウェー出身のブリニルドセンだった。彼はR5仕様のマシンを駆っているにもかかわらず、トップレベルのワールドラリーカードライバーの誰よりも遠くまで飛翔してみせた。

 新記録は、ヴァルゴーセンのステージ2回目の走行(SS16)で記録された。これまでの最長飛距離は、2015年にティエリー・ヌービルによって記録された44メートルだった。

「僕が聞いた話によると、ティエリーは、フィエスタR5がそんなに速く走れるとは信じられなかったようだ。もし彼が信じられないなら、僕の隣に乗せてあげるよ!」とブリニルドセンは語った。

 彼はジャンプした時、5速ギアで約165km/hのスピードで走行していた。

「僕たちはクレストの前のコーナーで完璧なコンビネーションを持っていたし、かなりスピードに乗れていることも分かっていた。僕はステージの前に、もしすべて計画通りに進んだら、記録を破ることに挑戦しようと決めていた。僕はただ右足でペダルをグッと踏み込んで、そのまま行ったんだ。何も問題無かったよ!」