WRC2018/07/18

ブリーン、フィンランドの表彰台バトルに手応え

(c)Citroen

 シトロエンのクレイグ・ブリーンは、先週のラリー・エストニアを3位で終えたことで、7月26日から29日にかけて開催されるラリー・フィンランドには「非常に自信がある」と感じている。

 オイット・タナクとヘイデン・パッドン同様、ブリーンはエストニアの高速グラベルステージをWRC第8戦のラリー・フィンランドに向けたテストとして使用した。

 2016年のフィンランドでキャリア初のポディウムを獲得したブリーンは、エストニアでC3 WRCのバランスとハンドリングを完璧に操り、3回の最速ステージタイムを記録、ふたたびフィンランドでポディウム争いをすることへの自信が得られたようだ。

「良い週末だった。非常に自信を得られただけでなく、十分な良いデータも獲得できた」とブリーンは語った。

「金曜日のシェイクダウンを良いセットアップでスタートし、少しずつベーシックな設定に取り組み、ラリーが進むにつれて徐々にペースを上げた」

「達成した仕事には非常に満足している。フィンランド前のテストを開始するときにこの成果をさらに良くするのが待ちきれない」

 トヨタのタナクが圧倒的なペースを見せたことから、ブリーンはエストニアの最終日を2位でスタートするはずだったが、サービスの作業が遅れ、朝のタイムコントロールに遅着したため、2分10秒のペナルティが科され、パッドンのヒュンダイi20クーペに抜かれて3位に下がった。

「不運なことに、サービスで問題が見つかったんだ。チームはそれを修正したと思ったが、2〜3分後にまだ問題があることに気づいたので、ターボの部品をいくつか交換しなければならなかった」とブリーンはWRC All Liveのベックス・ウィリアムスに語った。

「それについてのストレスはなかった。僕たちにとって今回はテストのためにマシンを正常に稼働させることがより重要だった」

 ブリーンは巻き返しを図ったが、日曜日の最初のステージで6速全開で目が覚めるような高速スピンを喫してコースオフ、ふたたびびタイムを失った。

「それは完全にフラットなコーナーだったが、僕はそれが実際よりもタイトだと思っていた」と彼は説明した。

「僕は少し恐怖を感じた。僕は必要以上にマシンをターンさせてしまい、スピンした。正直に言って非常に素人ミスだったが、なんとか切り抜けた」