WRC2018/09/10

ブリーン、悪いジンクスにさよならしたい

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングのクレイグ・ブリーンは、9月13日から16日にかけて開催されるラリー・トルコで、最近のイベントで続いている初日の悪いジンクスを終わらせたいと望んでいる。

 アイルランド出身のブリーンは、最近の4つのラウンドで連続して最初のレグで不運に見舞われ、表彰台への挑戦を諦めることとなった。

 スウェーデン以来、ポディウムから遠ざかっているブリーンは、タフなグラベル・イベントとなることが予想されているラリー・トルコではクリーンなスタートを切望していると語った。

「目標は真剣に、問題なくオープニングレグを通過することだ。僕たちはそれさえ出来れば、ラリーの残りの部分は上位集団の良い位置につけるはずだ」とブリーンは語った。

 ブリーンの不運は5月のポルトガルで始まり、タイヤのパンクによって3位から8位に転落した。イタリアでは複数回ストールしてタイムを失い、フィンランドではホイールの交換と燃料圧の問題によって順位を落とした。

 先月のドイツのターマックでも彼の不運は続き、彼の前に出走したライバルたちがドライ・コンディションの恩恵を受けたのとは裏腹に、彼は突然の激しい豪雨に見舞われてタイムを落とした。

 これらの不運から、ブリーンはいずれのイベントにおいても翌日に一番手もしくは一番手に近い出走順で走ることとなった。スリッパリーな道で、タイムを取り戻すチャンスはほぼ無かった。

 28歳のブリーンは、ラリーの主催者によるステージの映像を研究し、マルマリスをベースとする新しいイベントについてバラエティに富んだステージの特性をもっているようだと印象を述べている。

「主催者が記録したオンボード映像から実際の情報を得ることは難しい」と彼は語った。「しかし、ひとつ確実なのは、コースは非常に面白く、道路の種類が豊富で、ナローだったりテクニカルだったりラフなところもあれば、かなり高速な場所もあるということだ」