WRC2018/04/17

ブロック、フィエスタWRCでスペイン参戦へ

(c)Hoonigan Racing Division

 ケン・ブロックは、ラリーRACCカタルーニャ-ラリー・デ・エスパーニャにMスポーツのフォード・フィエスタWRCで参戦する。4年前にラリー・デ・エスパーニャに参戦して以来のWRC復帰となる。ブロックのマシンは、創造的で奇抜なカラーリングで有名だが、今年も彼のフィエスタは、白と黒と銀の稲妻のパターンでラッピングされることになる。

 スタントドライビングビデオの「ジムカーナ」で世界的なヒーローとなったブロックは、10月25日から28日にかけて開催されるWRCのスペインラウンドに自身のフーニガン・レーシング・ディビジョンから参戦し、最新世代のWRカーの感触を初めて味わうつもりだ。

 現在50歳のブロックは、2018年の混合プログラムの一環としてイベントに取り組む。またその他に、ヒストリックマシンであるフォード・エスコートRSコスワース4x4でアメリカ・ラリー・アソシエーションシリーズ(ARA)のラウンドにも参戦する。

「WRCでのレースには膨大な努力とトレーニングが必要だ」とブロックは語った。「しかし、僕はそれを事前の短期間のテストに詰め込んでいる。WRCに向けて適切な準備を行なう時間は十分ではないが、僕は自分の出来る限りのものを得るつもりだ!」

 ブロックは、コドライバーのアレックス・ジェルソミーノと2010年のスペインでフォード・フォーカスWRCを駆って9位でフィニッシュした。ジェルソミーノは今年10月に開催されるスペインでも再びブロックのコドライバーを務める。

 ブロックは2007年にトップレベルでデビューし、カタルーニャは彼の25回目のWRC参戦となる。これまでの最高位は、2013年のラリー・メキシコで獲得した7位だ。