RallyCross2017/02/21

プジョー、3台体制で世界RX選手権参戦へ

(c)Peugeot

 競争がますます激しくなる中、チーム・プジョー・ハンセンは今シーズンの世界ラリークロス選手権に3台体制で挑むことを発表した。

 セバスチャン・ローブとティミー・ハンセンは2017年仕様のプジョー208 WRX を駆って今季のドライバー王座とチームの栄冠を目指す。また、チームは、去年のヨーロッパRXチャンピオンである18歳のケビン・ハンセンのために3台目のマシンを走らせる。

 FIAの「2016年のルーキー賞」を獲得したハンセン・ファミリーの末っ子のケビン・ハンセンは、ラリークロスのトップクラスでさらなる経験を積むために、2016年仕様のプジョー208 WRXでシーズンにフル参戦する予定だ。

セバスチャン・ローブ:「僕は2016年に初めてラリークロスにフル参戦し、多くのことを学んだ。2017年は目標をさらに高く設定し、2017年仕様のプジョー208 WRXで勝利に挑戦したい。競争はより激化しているので、簡単ではないだろうが、僕の記録にラリークロスを付け加えたいと強く思っている」

ティミー・ハンセン:「今シーズンが始まるのが待ちきれないよ!冬の間、エンジニアたちが素晴らしい仕事をしてくれたので、プジョー208 WRXは大きく前進した。そのマシンで強力なドライブをすることが本当に楽しみだ。シーズンが本格的にスタートしたら、僕の目標は良いリズムを見つけて、マシンを自分のドライビングスタイルに適応させることだ。僕の経験上、勝利を目指す時はそうしなければならない。今年のチャンピオンシップにはいくつか新しいチームが加わり、今や4つのマニュファクチャラーがエントリーを支援していることが嬉しい。2017年には素晴らしいレースがたくさんできること、そして表彰台の一番上に立つ僕たちの姿を頻繁に見せられることを願っている」

ケビン・ハンセン:「やっと一人前の世界ラリークロスドライバーになれて本当に嬉しいよ!2016年にヨーロッパRX選手権で金メダルを獲得してから、長い冬を経て、ようやくこの瞬間がやって来た!チーム・プジョー・ハンセンと世界RXのキャンペーンを契約できたことは素晴らしいことだ。個人的には、昨年プジョー208 WRXで持つことのできたフィーリングを再び見つけ、2017年はさらにその上に積み上げていきたい。僕は自分のベストを尽くし、RXのエリートたちの中で自分の居場所を作り出したい。本当にワクワクしているので、バルセロナでのスタートが待ちきれないよ!」

 今シーズンのFIA世界ラリークロス選手権は、4月1日から2日にかけてスペインで行われるバルセロナRXで開幕する。